- 課題
- 全国の学生に幅広くアプローチできる効果的な施策がなかった
- 自画自賛にならないように自社の魅力を広報する方法を探していた
- 導入の決め手
- ONE CAREERを使っている学生が増え、新たな接点作りに使えると感じた
- ONE CAREER LIVEなら司会との掛け合いや構成で、学生視点の採用広報ができると考えた
- 得られた成果
- 出演した動画の再生回数が1万回を超え、多くの学生にアプローチできた。
- ONE CAREER経由でのエントリー数が大手ナビサイトに次ぐ3,000名に達した。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、キヤノングループのマーケティング活動とICTを活用したビジネスソリューションを提供しています。これまで大手ナビサイトを利用していた同社では、2020年からONE CAREERを導入。ONE CAREER LIVEでの学生向け会社紹介動画の再生回数が1万回を超えるなど、採用活動に手応えを感じていらっしゃるようです。今回は総務・人事本部 採用課の天本さんと矢花さんに、導入のきっかけや今後ONE CAREERと実現したいことについて伺います。
ナビサイト以外の新たな接点を模索。採用動画の再生回数が1万回超えも

──どのようなきっかけで「ONE CAREER」のサービスを導入したのでしょうか。
矢花さん:当社は全国展開しているので、北海道から九州まで幅広く学生と接点を持てる施策を探していました。もともとは大手就活ナビサイトを利用していたのですが、どうも最近の傾向として就活ナビサイトを使わない学生が増えてきたのです。一方でONE CAREERを使っている学生が増えていることは感じていたので、新たに学生との接点を作っていくならONE CAREERだなと思いました。特にYouTubeで会社説明会ができるONE CAREER LIVEが魅力的でした。オンラインで司会者が当社の魅力を引き出すような質問をしてくれるので、それに答えていくと自然と学生の知りたい情報を発信でき、エントリーの母集団を作れるのではないかと考えました。
──実際にONE CAREERを使ってみて、いかがでしたか?
天本さん:去年出演したONE CAREER LIVEの動画の再生回数が、なんと1万回を超えたのです。2021年12月時点で、2020年8月の動画が1万1,000回、2021年3月の動画が1万回、8月に出演した動画も3,500回くらい再生されています。自社で学生に向けた動画を作って公開しても、ここまでは再生されないでしょう。学生がよく使うONE CAREERがYouTubeでアーカイブ動画を残し続けてくれるからこそ、学生の目に触れる機会が増えて、これだけ再生されているのだと思っています。
学生視点と会社視点のすり合わせがONE CAREER LIVEの価値。エントリー創出にも寄与

──再生回数が増えたことは、より多くの学生へのアプローチにつながると思います。それ以外にONE CAREER LIVEのどこに魅力や価値を感じていただいていますか。
矢花さん:ONE CAREER LIVEは、学生視点で知りたいことと会社視点で伝えたいことをすり合わせて発信できることに価値を感じています。ONE CAREER LIVEでは司会者が学生目線に立って「本当に知りたいこと」を引き出してくれますよね。実は事前準備の段階で、ONE CAREERが用意する学生目線の質問と、当社が会社目線で伝えたいメッセージをすり合わせているんです。学生目線に立っているから、ちゃんと見てもらえる動画をライブでも配信でき、アーカイブでも残せることは大きな魅力だと思いますね。
天本さん:当社のインターンシップや採用のマイページからもONE CAREER LIVEのアーカイブ動画への直リンクを作っています。これまで自社で作っていた動画の代わりとなるコンテンツになっているとも感じています。
──ONE CAREER LIVEにご出演いただくことで、学生のエントリーに変化はありましたか?
矢花さん: ONE CAREER経由でエントリーする学生が増えました。毎年2万人ほどのプレエントリーがありますが、昨年は3,000人くらいがONE CAREER経由の学生でした。大手ナビサイト経由のエントリーが多いのですが、ONE CAREERはそれに次いで2番目。独特の存在感を感じますね。私が就職活動していたときは大手就活ナビサイトがメインでしたが、時代とともに勢力図が変わってきたと実感しています。
アーカイブを意識して毎回異なるテーマを設定し、多面的に会社を知る機会を演出するのがカギ

──ONE CAREERをご利用いただく中で、何か工夫や意識された点はありますか?
天本さん:これまでONE CAREER LIVEには4回出演しましたが、それぞれの回でテーマを変えています。例えば、初回は人事担当の社員、2回目は幹部社員が登場し、3回目は会社の方向性やITについて語れる人材、今回は「理系限定」でした。テーマを変えることで、いろいろな角度から会社を知ってもらえるように工夫しています。アーカイブ動画が残るので毎回同じ内容にする必要がないんですね。今後は「残ったピース」として、どんなテーマがいいのか、こうした工夫以外に何をやると良いのか、ONE CAREERにはそこを一緒に考えていただきたいと期待しています。
──今後、新卒採用でどのような取り組みを行いたいですか?
矢花さん:昨年の採用活動の反省ですが、オンラインに頼り切ってしまい、学生一人ひとりへのグリップをあまり強められませんでした。母集団を闇雲に増やして「数」として見るのではなく、一人ひとりの「人」として採用活動を見て、私たちのメンバーに加わってくれる学生を増やしていきたいですね。そうした意味で、今後は一人ひとりへのグリップを強めていくような仕掛けを作っていきます。ONE CAREER LIVEの動画を視聴してくれた学生への対応もまだまだ良くできる伸びしろです。視聴後に何か質問したいと思う学生もいるでしょう。ONE CAREER LIVEの中で伝えきれなかった部分や学生が聞きたいことに対して、後からでもQ&Aができるような仕掛けを作っていただけるとありがたいですね。
