- 課題
- 2021年に社名変更し、採用活動の基盤そのものを見直す必要があった
- 変革を担うことができる人材にフォーカスし、評価基準も変化した
- ターゲット人材に響く広報施策が必要だった
- 導入の決め手
- 情報感度が高く、優秀な学生が多く利用している
- 動画コンテンツを通して自社を多角的な角度から訴求できると考えた
- 得られた成果
- 動画コンテンツを視聴して選考に臨む学生が増え、面接などで学生の質問が鋭くなった
- 中途採用の場でも動画コンテンツが視聴され、興味喚起や企業理解を促進した
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、2021年4月に富士ゼロックス株式会社から社名を変更し、今まで以上に様々なビジネスシーンにおける課題解決型の価値提供を強化することを目指しています。同社では会社の変革期をともに歩んでくれる学生との出会いを求めてONE CAREERを活用。今回は採用育成センターの戸田隆光さんに、ONE CAREER導入後の採用活動の変化などを伺いました。
変革期をともに作る「ゼロイチを生み出せる」学生との出会いに期待

──ONE CAREER導入のきっかけを教えてください。
戸田さん:当社として大きな変革期を迎えたことが一つのきっかけです。2021年4月に富士ゼロックスから富士フイルムビジネスイノベーションに社名を変更し、採用活動における求める人物像も再定義しました。
当社の変革をともに担ってくれる学生と出会う方法を考えたときに、情報感度が高く、優秀な学生が多く利用しているONE CAREERが最適だと考えたんです。
──求める人材は以前と比べてどう変化したのでしょうか。
戸田さん:複合機ビジネスのイメージが根強かった富士ゼロックス時代は、技術力もさることながら営業力も重視していました。しかし社名変更や昨今のビジネスシーンの変化の影響を的確に捉え、複合機ビジネスだけでなく新しい事業の軸を作る、ゼロイチを生み出せる人材を採用する必要性が出てきました。
新卒だけでなく中途にも効果が? 動画で「広く見せた」結果、企業認知が高まる

──他社のサービスと比較してONE CAREERの印象はいかがですか?
戸田さん:動画コンテンツである「ONE CAREER LIVE」のような、新しい採用の形を取り入れたサービスを作っている点がとても魅力的です。
最近の学生のニーズに合わせた使いやすいサービスという印象がありますね。動画を見て企業理解を深めてから選考に臨んでくれる方や、採用面接では、以前よりも鋭い質問をする学生が増えています。記事系コンテンツの場合、どこか一つに焦点を絞って表現していくことになるので、良くも悪くも偏りが出てしまう傾向がありました。
一方、「ONE CAREER LIVE」はファシリテーターが第三者の立場から深掘りしてくれるので、本当に訴求すべきことを学生目線で伝えるサポートをしてくれ、また、少しネガティブな内容であったとしても正しいニュアンスで伝えられる点が利点だと考えています。
──ONE CAREER導入後の採用はどのように変わりましたか。
戸田さん:当社ではONE CAREERの他にも大手就活メディアを利用しているのですが、当社の採用管理システムへのエントリー状況から、各媒体経由での登録学生数の割合や推移を見ています。その中で、年々ONE CAREER経由の登録学生が増えており、母集団形成に関して優秀層の獲得に繋がっています。ONE CAREERのメリットを享受させてもらっているなと感じますね。
また、2021年5月、ONE CAREERの1社独占LIVEに参加してからは、新卒採用だけでなく中途採用で面接を受けに来た人からも「LIVEの動画を見ました」と言われるなど、新卒採用だけでなく採用活動全般にわたって効果があると実感しています。
──ONE CAREERをご利用いただく中で、特にご満足いただけたサービスを教えてください。
戸田さん:「特に」と言われると甲乙付けがたいですね。動画コンテンツについては、これまでもスタジオを借りて自社で収録し、当社の採用マイページ上で掲載することはありましたが、不特定多数のユーザーがアクセスするYouTubeでの配信は挑戦できていませんでした。
「ONE CAREER SUPER LIVE」では、業界の異なる企業さんと一緒に出演できます。企業ごとの特徴や各社の実態を比較しながら、学生に対して魅力を伝えていける点は特徴的だと感じる部分です。
例えば、「営業職」と言っても業界によって大きく違いますよね。同じ職種でも企業によって提供する価値や求められる役割が異なり、業務内容も変わる。同じ質問でも、違った角度から話が聞けるので、企業ごとの特色が見えやすくなると感じます。企業側としても、他企業のアピール方法などを学べる点は大きなメリットですね。
オンラインとリアルを掛け合わせ、密度濃く学生と関わる方法を模索していく

──最後に、今後のONE CAREERの活用方法や期待感を聞かせてください。
戸田さん:ONE CAREER LIVEなどの動画コンテンツを通じて、学生とのマッチングの強化により一層力を入れていきたいです。コロナ禍においてオンラインが主流となり、一度も直接会うことなく入社をする流れがあったこの1〜2年は、お互いに入社後にギャップに気付く事例もあり、企業と学生の相互理解が深めづらかった印象があります。
一方、オンラインならではのメリットがあるのも事実ですし、今後もオンライン×リアルでハイブリッド型の採用活動は続くと思います。動画配信やさまざまな企画をしてくれるONE CAREERを活用していくことで、もっと等身大の企業の姿を伝えることができるのではないかと期待しています。
