- 課題
- 採用ブランド力が上がっておらず、人気企業ランキングの順位が落ちていた
- ランキングを回復させるために、マス向けの施策を探していた
- 導入の決め手
- 学生時代にユーザーとして利用しており、クチコミサイトにポジティブな印象があった
- ユーザー数と、ターゲットにおく優秀層が多いという2点に魅力を感じた
- 自社の課題に対し真摯に対応してくれ、最適な提案をしてくれた
- 得られた成果
- ONE CAREER経由の内定承諾率が他媒体の2倍近くになった
- 日産の企業戦略に関心があるような、視座の高い学生が集まるようになった
自動車業界最大手の日産自動車株式会社は、自動車業界が変革していく中で、「イノベーションをドライブし続ける」と、新たな挑戦を重ねています。採用でも、自動車業界を志望していた人だけでなく、IT人材や新規事業に携わる人材を採用したいと考え、ONE CAREERを活用しています。人事部の富岡さんに、ONE CAREERを利用してからの変化や、新卒採用の展望などについてお話を伺いました。
“人気企業ランキング降下”に直面、真摯に向き合ってくれたONE CAREER

──どのようなきっかけでONE CAREERを使い始めたのでしょうか。
富岡さん: ONE CAREERは前任のときから利用していました。私自身は、2021年の4月から採用担当になりましたが、もともと学生時代にONE CAREERを使っていたので認知はしていて。ページが見やすく、クチコミが学生目線で書かれており、ポジティブな印象を持っていたんです。採用担当になってから、改めてさまざまなデータを見る中で、ユーザー数の多さと、ターゲット層にしている優秀な学生の利用が多いという2点に魅力を感じ、継続を決めました。
当時は異動したばかりで、業務に慣れていなかったのですが、ONE CAREERの営業担当の方に弊社の採用課題と真摯に向き合っていただきました。その上で、質の高い情報も提供してもらえたので、採用面の支援を安心してお任せできると感じたのが大きかったですね。
──ONE CAREER社員からは、どのような提案があったのでしょう。
富岡さん:弊社の課題として、学生に対しての採用ブランド力が上がっておらず、直近の数年間で人気企業ランキングの順位が落ちてしまっていました。できる限りランキングを上げるようなマス向けの施策をやりたいとONE CAREERの担当者に相談したところ、ONE CAREER SUPER LIVEをご提案いただきました。
ONE CAREER経由での内定承諾率が他媒体の2倍に。ブランド回復のカギは?

──ONE CAREERを使ってみていかがでしょうか。
富岡さん: ONE CAREER SUPER LIVEは質がよく、圧倒的にリーチの数が違います。YouTube配信自体は他社でもあるものの、視聴者の桁が違います。幅広い学生に自社の魅力を伝えることで、課題である採用ブランド力の向上に対しても、これまで出会えていなかった学生との接点を作ることができ、解決していけると感じました。
──ONE CAREER SUPER LIVEのどんな点に魅力を感じていますか。
富岡さん:動画コンテンツの中身が素晴らしいです。他社さんだと私一人だけで話す配信もよくあるのですが、ONE CAREERは司会者がいて、学生が知りたいことを中心に進行してくれます。その上で、弊社の事業について深く掘り下げて聞いてもらえるところが魅力ですね。
また、特定の企業への志望学生以外にも興味を持ってもらえるよう、自動車業界セミナーやIT人材をターゲティングしたテーマを設定し配信しているので、幅広い層の学生の集客に繋がっているのだと思います。余談ですが、ONE CAREER SUPER LIVEに出てからは、「人事の富岡さんの動画見たよ」と言われることも多くなりました。学生はもちろん、私の家族や社員も見てくれているそうです(笑)。少し恥ずかしいですが、それほど影響力がある証拠だと思います。
──導入してから、採用実績に変化はありましたか。
富岡さん:ONE CAREER経由の内定承諾率が、他媒体の倍近くになりました。エントリー数も他と比べて多い印象です。一つの背景として、ONE CAREER経由の学生には、当社が基準として設けているTOEICのスコアをクリアしている方が多いことも挙げられるかもしれません(※)。これは仮説に過ぎませんが、ONE CAREERの母集団の質が良いというのは事実だと思います。
※日産自動車では、同社が定めたTOEICの基準スコアに至らなくても、学生はマイページ登録(採用管理システム)可能。ただ、TOEICの基準スコアを満たしていなければ、エントリーシートを提出できないよう、一定の制限を設けている。
──ONE CAREER経由の学生と面接して、どのような印象を受けますか。
富岡さん:ビジネス感度が高いことです。働きがいや仕事での思い出などを面接官に聞く学生も多い中で、ONE CAREER経由で入ってきた学生は、自動車業界とそのほかの業界を比較し、その中で日産はどんな企業戦略を打ち出すかという、ビジネス寄りの、高い視座で物事を語っている人が多い印象でした。
「伝え方」と「伝える場所」は柔軟に。しかし、「伝えること」はあくまで“日産らしさ”を

──ONE CAREERを使用する中で、工夫した点は何でしょうか。
富岡さん:「日産自動車ならではの情報」を伝えるよう意識しています。ビジネスや他の業界との差を重視する学生が多いと思っているので、そういった学生向けに日産の今後の事業展開や、中長期プランに関するコメントを主に伝えようと考えています。それ以外の人柄、社内制度も伝えたいのですが、しばらくの間は、ビジネス関連を優先して伝えるつもりです。
──新卒採用において、今後どのような展望がありますか。
富岡さん:現在、自動車業界は大きな変革期を迎えていて、ITや新しいモビリティサービス、新規事業の創出をしてくれるような人材、電気自動車やコネクテッドカーなど専門性の高い領域の人材も採用する必要があります。今後はONE CAREERの業界別のイベントなどにも注力したいと考えています。
