- 課題
- 東海圏以外の学生、特にターゲットにする関東圏、関西圏からのエントリーが集まっていなかった
- 東京や大阪本社の大手総合商社志望の学生に、候補として見てもらえていなかった
- 導入の決め手
- 関東、関西圏の登録学生数が増えており、ターゲット学生へのアプローチができると考えたため
- 掲載プランが年間契約でなく月単位で自由に決められ、トライアルで始めやすかったため
- 夏インターンの募集を、4月という早い時期に始められたため
- 得られた成果
- 関東、関西圏からの学生のエントリーが増加し、総合商社志望の学生も増えた
- 説明会の動画がアーカイブとして残ることで、学生が企業理解を深めた上で面接に臨むようになった
- 現場社員を積極的に巻き込んでの広報活動ができるようになった
岡谷鋼機株式会社は、創業以来350年の歴史を持つ鉄鋼、非鉄金属、電子部品などの専門商社です。愛知県に本社を持つ同社では、東海圏だけでなく、関東圏、関西圏の学生に対しても母集団を形成したいと考え、ONE CAREERを導入いただいています。今回は同社人事部の小本紗由香さん、杉坂恵里さんに、ONE CAREERの導入背景や導入効果、採用に対する想いなどを伺いました。
「名古屋本社の専門商社」を、関東・関西圏の学生に志望企業として振り向かせたい

写真:2021年ONE CAREER LIVEの様子
──新卒採用で感じていた課題はどのようなことでしたか。
小本さん:当社は名古屋に本社を持つ専門商社ですが、東海圏以外の学生からの認知度が低かったんです。そのため、特に関東圏、関西圏の学生からの認知度を上げることが1つ目の課題でした。
それまでも両エリアからのエントリーはあったのですが、数だけではなく、総合商社志望の学生にもアプローチしたいと考えていました。
商社には興味があるものの、東京や大阪本社の大手総合商社志望の学生たちからは、なかなか「名古屋の専門商社」に興味を持ってもらいにくくて。そういった学生の志望企業の1つとなるため、母集団をもっと広げなくてはならないと思っていたんです。
──そのような課題があった中、どのような経緯でONE CAREERを知ったのでしょう。
小本さん:最初はインターンシップに参加している学生たちの話からONE CAREERを知りました。当社ではそれまで大手就活ナビサイトを使っていたのですが、ONE CAREERはクチコミを中心にサイトが作られているところに斬新さを感じ、興味を持った形です。ONE CAREERは関東圏、関西圏の学生の間で認知度が高まっており、登録学生数も年々増加していると聞いたことから導入を検討し始め、最終的に、当社が狙っている学生の登録数が増えていることが大きな決め手になりました。
そのほか、掲載料金は年間契約でなく月単位で契約できるなど、トライアル的に利用できる点も決め手の1つです。実際、最初に当社が導入したときも1年間ではなく数カ月単位での掲載からスタートしました。
エントリー数がアップ!現場社員も巻き込んでの、早期からのスタートダッシュに成功

──ONE CAREERへの掲載はどのようなタイミングで行うことになったのでしょうか。
小本さん:ONE CAREERを導入する前は自社のWebページ上だけでインターンシップを募集していました。そのときは、8月以降からインターンシップを実施していたのですが、実は6月頃からインターンシップを始めている企業が多いことを知ったんですね。そこで、ONE CAREERを使って4月頃からインターンシップを募集することにしました。
その結果、課題でもあった関東圏、関西圏からのエントリー数がアップするという結果に繋がりました。
──「ONE CAREER LIVE」も活用されていますが、出演した効果はありましたか。
杉坂さん:多くの学生がインターンシップに応募する前の段階で、私たちが出演している動画を視聴し、企業研究を進めてから面接を受けに来るようになりました。企業理解を深めるために、ステップを踏んで情報収集に取り組んでくれる学生が増えた実感がありますね。
それまでも、インターンシップの説明会や合同説明会に私たちが登壇していたことはあるのですが、どうしても訴求できる人数に限りがありました。その点、ONE CAREER LIVEでは、制限なく、より幅広く訴求できます。同時に、オンラインイベントにすることで現場社員も巻き込みやすくなったというメリットも感じています。
──現場社員の方にはどのようなことを話してもらっているのですか。
杉坂さん:現場社員にも自身の仕事の内容を話してもらうのですが、普段から当たり前のように行っているため、改めて伝えることが意外と難しかったりするんです。そこで、自分の仕事を学生にも理解してもらえるよう棚卸しをして、体系立てて話してもらうように伝えていきました。
その際、「学生にも親しみを持ってもらうために仕事のエピソードも喋ってください」などといったことも含め、事前打ち合わせをしてからONE CAREER LIVEに挑むようにしています。
大切なのは、自社を正しく知ってもらうこと。これからも学生一人ひとりと向き合っていく

──ONE CAREER LIVEのアーカイブはどのように活用しているんですか。
小本さん:本選考の前の段階までは登録している学生全員に対してONE CAREER LIVEのアーカイブURLは送付して、本選考が始まってからはマイページにアーカイブのリンクを掲載する形で活用しています。
面接の際に「昨年度のアーカイブを見ました」と言ってくれる学生も多いので、多くの学生に視聴していただけているんだ、ということを実感として持つことができていますね。こういったエピソードを通して、過去の動画が自社の発信をサポートするアセットになると感じますし、説明会動画が何年もアーカイブされていくことのメリットを改めて感じます。
──最後に採用活動において、学生とのコミュニケーションにおいて大事にしていることを教えてください。
小本さん:まず当社のことをよく知ってから入社していただきたいと考えています。だからこそ、ただ表面的に就活をするのではなく、就職を、自身の成長する機会として捉えてほしいですね。
また、当社の採用人数は25人から30人程度と、人数的には多くありません。そこで、マスに対して採用活動をしていくよりは、しっかりと当社への理解を深めていただき、当社側も学生一人ひとりのことをしっかりと理解していくような採用活動をしていきたいと考えています。
