- 課題
- 分社化後のタイミングの知名度が不足する中で、採用活動を行う必要があった
- 採用の拡大にあたり、母集団の規模を大きくしていかなければならなかった
- 導入の決め手
- 会員数が多く、課題である母集団形成を解決できる施策と考えたため
- 説明会のアセット化ができることで、マンパワーが取られず学生への発信ができる
- 学生からのクチコミが見れるため、伝えたいことの訴求ができているか確認できる
- 得られた成果
- 21卒から22卒にかけて採用規模が大きくなる中、母集団がしっかり作れたことで、倍増した採用目標を達成できた
大手企業向け人事給与システム「COMPANY」を提供している、株式会社Works Human Intelligence(以下、WHI)。『「はたらく」を楽しくする』という理念を掲げ、そのビジョンに共感する人材や、早期から裁量を持って働きたい優秀な学生を採用するために、ONE CAREERを活用しています。そこで、同社の人事・採用担当の西野文さんに、ONE CAREERで解決した課題や活用するメリットについて伺いました。
会社は急成長も知名度が不足。採用規模拡大のミッションをどう進めていくか?

──ONE CAREER導入時に抱えていた、新卒採用の課題を教えてください。
西野さん:知名度が低い中での母集団形成です。弊社は2019年8月に前身の企業より事業継承し誕生した会社のため、当時は学生からの知名度が低い状況でした。しかし、2021年卒で20名の採用を見込んでいたため、あらゆる方法で母集団を形成する必要がありました。そこで、前身の企業でも利用していたONE CAREERを引き続き活用することになったのです。
──母集団形成において、ONE CAREERを導入した決め手は何だったのでしょうか。
西野さん:ONE CAREERは会員数が多いので、大規模な母集団形成ができると思ったことですね。またターゲットにしている学生にもリーチできるのではないか、という期待もありました。
「採用目標倍増」を達成した裏にある、学生との地道な接点作り

──ONE CAREERを利用して、採用活動にどのような変化がありましたか。
西野さん:2021年卒では37名の採用に成功し、2022年卒ではその人数をさらに上回る方に来ていただくなど、2年連続で採用目標を達成することができました。特に、2022年卒の採用目標は前年の約2倍とハードルが高かったのですが、母集団形成をしっかりできていたおかげで良い結果に繋げることができたと感じています。
内定を出した学生は『「はたらく」を楽しくする』という弊社のビジョンに共感してくれた方や、成長意欲の高い方が多かったのですが、その中でも、ONE CAREER経由で応募してきた学生は、弊社のワーク型の選考を通過するような思考力のある方が多い印象でした。結果的に、ONE CAREER経由での内定承諾者数は全体の40%と、高い割合を占める結果になりました。
──ONE CAREERのサービスの中で、特に満足しているものを教えてください。
西野さん:弊社は、ONE CAREER上での求人掲載や記事型広告、YouTubeで行う企業説明会「ONE CAREER LIVE」への参加と、全てのサービスを利用していますが、その中でも満足度が高いサービスは2つです。
一つは求人掲載です。こちらは学生からのクチコミを見て「自社が学生からどう見られているのか」を確認する手段として活用しています。「社員が楽しそう」というクチコミを見ると、弊社の理念が社員を通じて学生に伝えられているなと安心しますね。また、ポジティブなクチコミは人事部内でも共有して、士気の向上に活用しています。
あとは細かい部分だと、企業側の管理画面がシンプルで、内容を把握しやすかったり、求人情報の変更を比較的早く反映してもらえたりすることも利用しやすい理由です。求人掲載の入力は1件あたり15分ほどしかかからないので、業務負荷が少なくなり助かっています。
──もう一つのサービスは何でしょうか。
西野さん:「ONE CAREER LIVE」です。生配信で発信できるのはもちろん、イベント後にも、説明会の内容がすべてYouTube上に残るんですよ。何回も撮り直したり、闇雲に説明会に何度も参加する必要がなくなり「資産化」できるのがありがたいですね。弊社は、採用人数が多く、内定までのフローも長いので、面談待ちの学生にも動画URLを送り、接点を持ち続けられるように活用しています。
また、先ほどお話しした単独での説明会「ONE CAREER LIVE」と異なり、複数の企業と一緒に説明会を行う「ONE CAREER SUPER LIVE」では、弊社をまだ知らない学生との接点が持てました。一緒に参加した企業さんの話を聞きに来た学生が、たまたま弊社を知ってくださるのはとても嬉しいです。対面での採用説明会にあるような「偶然の出会い」が生まれたのが印象的でしたね。
「IT業界研究LIVE」では、IT業界に関心のある学生と繋がることができたのも有意義でした。こうしたイベントには、今後も参加したいと考えています。
さらなる採用目標の高みへ、引き続きチャレンジの姿勢で臨む

──今後はどのような方針で採用活動を行っていく予定か教えてください。
西野さん:2023年卒採用の方向性として、インパクトの大きな仕事に興味があり、ロジカルな思考と異なる価値観を尊重する姿勢を持つような学生を採用したいと考えています。採用目標がさらに高くなったので、まずは大規模な母集団を形成するところから始めているところです。
また2024年卒、2025年卒の採用を見越して、早期からの母集団形成にも重きを置きたいと考えています。早い時期から登録をしているアクティブな学生に弊社を見つけてもらえるよう、ONE CAREER上のさまざまな企業ランキングなどにも載っていくためのブランディングも強化していきたいと考えています。
