販売パートナー募集ログイン

学生に特別感を抱かせる個別対応スカウトへ転換したトヨタ車体研究所の採用手法とは

  • スカウト
s-4134x2751_v-frms_webp_94aeaa53-90ba-4645-bd86-d8ec93904005

課題
  • 従来のオーディション型採用では人が集まらない
  • 学生からの認知が低く求人情報が他社に埋もれてしまっていた
導入の決め手
  • スカウトサービスを調査していて目に留まった
  • 学生や自社の従業員から「ワンキャリア」の名前を聞く機会があった
得られた成果
  • 3名の鹿児島出身の学生が内定者となった
  • 3名の内、関東に進学した学生が2名とUターン学生の採用が実現できた

トヨタグループの完成車両メーカーであるトヨタ車体株式会社の100%子会社として、1990年4月に設立された株式会社トヨタ車体研究所。自動車ボデー部品の設計・解析・試験評価・生産準備・ITシステムなど自動車開発における幅広い分野で活躍し、グループ全体の自動車開発を支える重要な役割を担っています。

今回は、鹿児島県に本社を構えるトヨタ車体研究所におけるワンキャリアのサービス活用について、同社の原田さんと立元さんにお話を聞きました。

【課題】従来のオーディション型採用では応募が集まらない

──サービス導入時に抱えていた採用課題を教えてください。

原田さん:学生を呼び込む従来のオーディション型の採用では、芳しい結果が得られずにいました。

当社の魅力は他の企業にも負けていないと自負していましたが、認知が低く、学生からの応募も少ない。求人掲載をしても、他社の情報の中で埋もれてしまっていました。

そんな課題解決のため、注目したのがスカウトでした。学生との直接的な接点をより増やそうと他社のサービスを導入したところ、実際に目に見えて成果もあがりました。

【導入背景】詳細な条件でターゲットとなる学生を絞り込める

──ワンキャリアの導入背景について聞かせてください。まずワンキャリアをどこで知ったのでしょうか。

原田さん:スカウトに力を入れようと、各社サービスを調べている過程で知りました。

立元さん:リサーチする中で、学生や入社した社員から「ワンキャリアを利用している」と聞いたこともきっかけの1つと言えますね。

──ワンキャリア導入の理由を聞かせてください。

立元さん:スカウトへの手ごたえから各社のサービスを横並びで検討していたところ、ワンキャリアの学生の出身高校まで検索できるという情報の詳細さが決め手となりました。

原田さん:私たちはターゲットの学生像として、コミュニケーションが取れ、自分から物事に能動的に取り組める人材を掲げています。加えて、鹿児島県出身の学生は地元にある当社への関心が高いため、鹿児島県の高校出身者を検索できる機能は大きな魅力として映りました。

【導入後の活用方法①】ワンキャリア独自の出身高校検索でターゲット学生にアプローチ

──採用にあたっての施策について教えてください。

原田さん:出身高校の検索機能をベースに鹿児島出身者を絞り込んだ上で、ターゲットとなり得る学生にスカウトメールを送るようにしていました。

立元さん:学生には多くのメールが送られてくるでしょうから、他のメールの中に埋もれないよう、冒頭に「鹿児島出身者限定オファー」や「鹿児島勤務」といった文言を入れる工夫もしています。ほかにも、「特別個別面談」といった文言などは、学生の興味を惹きつけた実感がありました。

原田さん:「メッセージ→説明会→エントリー」という一連の流れの中で、約590件のメッセージを送り、8名に説明会に参加してもらえ、7名にエントリーしてもらえました。今後は、スカウトメールの受諾から実際の参加数をより上げることが課題だと考えています。

──サービス利用を通じて、施策に役立った機能はありましたか。

原田さん:他社も提供しているサービスではありますが、テンプレート機能ですね。

ワンキャリア独自の機能では、検索条件に該当する学生が一覧に出てきて、全員にスカウトメールを一斉送信できるところは便利でした。スカウトメールは送り放題のプランだったこともあり、重宝しました。

【導入後の活用方法②】学生に特別感を抱かせる個別対応で関係を構築

──スカウトメール送信後における、学生との関係構築についても聞かせてください。

立元さん:とにかく個別対応を重視しました。説明会でも会社見学でも、個別の日程調整など柔軟に接するように心がけていましたね。個人に寄り添うことで、学生も特別感を抱くきっかけになったのではないでしょうか。

原田さん:当社が多く採用している理系人材には、職種へのこだわりが強い学生が多いこともあり、仕事のやりがいなども丁寧に説明するようにしていましたね。

理系学生は研究分野を活かせる職種を希望するケースも少なくありません。一方、当社は工学部出身者が比較的多いものの、出身学部にそこまで偏りはありません。専攻に至っては、情報系や物質系、IT系、宇宙系など様々で、理系の各学部から様々な志向を持つ人材が入社していると言えます。

私たちとしても、研究分野と実際の業務に違いがあっても、充実した教育体制によって未経験でも活躍する社員が多いことを説明するようにしています。また、車両とITの2つが事業の柱であり、車両とITで担当業務の入れ替えもあるため、ゼロベースでも力をつけていける環境とも伝えるようにしています。

【導入後の成果】ナビサイトとの違いを活かして鹿児島にルーツのある学生が内定承諾

──サービス導入による効果はありましたか。

立元さん:26年卒の採用からサービスを利用したところ、ワンキャリア経由の内定承諾者は3名でした。全員鹿児島出身で、1名は九州の県外大学、2名は関東圏内の大学へ進学した学生でした。

原田さん:当社ではスカウト以外に他社のナビサイトも活用していて、ワンキャリアとナビサイトではアプローチできる学生に違いがあります。ワンキャリア経由は鹿児島出身で県外へ進学した学生、一方でナビサイト経由は鹿児島県内の大学の学生との接点を持ちやすいですね。

──内定承諾者の3名のうち、関東圏内の2名の学生が御社への入社を決めた理由を聞かせてください。

立元さん:やはり鹿児島で働きたいという思いと言えます。

原田さん:一番はその部分ですね。一度県外へ進学してもUターンして、鹿児島で働きたいという学生は多いです。

──最後に、今後ワンキャリアへの期待があれば教えてください。

原田さん:スカウトメールの受諾率を上げるためのサポートがあれば嬉しいですね。学生側で埋もれにくいメッセージ通知機能など、システムの改良で今後さらにサポートを拡充していただけるとありがたいです。

社名
株式会社トヨタ車体研究所
事業内容
・自動車部品・付属品の設計・試験
・自動車部品・付属品の試作・製造及び販売
・金型及び自動車用治具の設計・製造・販売
・一般輸送用器具及びその部品・付属品等の製造・販売
・一般機械器具及び電気機械器具並びにその部品・付属品等の製造・販売 ・情報処理・情報通信・情報提供に関するサービス及びハードウェア・ソフトウェアの開発・販売・賃貸
・上記に関するエンジニアリング・コンサルティング・発明研究とその利用
・上記に付帯関連する一切の事業
従業員数
439名(2025年4月1日現在)
ご利用中のサービス
スカウト
事例集をダウンロードする 事例詳細を聞く