- 課題
- BtoB企業のため、就活における学生からの認知が低かった
- BtoBの中でもインフラ事業を展開しているため、学生からは「堅いイメージ」を持たれていた
- 導入の決め手
- 全国のターゲット学生へのアプローチにより、母集団を拡大できると考えたため
- アーカイブが残ることで、説明会後にも学生に視聴してもらえる機会を用意できる
- 得られた成果
- 説明会参加の負担が軽減し、内定者フォローなど他の採用業務に充てることができるようになった
- 動画を視聴して日揮グループを知り、エントリーしてくれる学生が増えた
日揮ホールディングス株式会社は1928年設立、連結売上高5,569億円にものぼる長い歴史を誇る総合エンジニアリング企業です。一方、BtoB企業ということもあり就活における学生からの知名度が高くなく、また、エネルギーや都市インフラを手がけていることで堅いイメージを持たれてしまっていることが課題でした。そこで「ONE CAREER」の利用を決断。企業の認知度を高め、母集団を増やすことに取り組みました。今回は、人財開発チームの高橋さんに、ONE CAREERの導入背景や導入したことで得られた効果などを伺います。
「インフラ関連事業」が学生に与える堅い印象とともに、イメージを変えたかった

──ONE CAREERを利用する以前の課題をお聞かせください。
高橋さん:当社はBtoB企業です。そのため、テレビCMを起用しているようなBtoC企業と比べ、学生からの知名度が低いという課題を持っていました。また、BtoB企業の中でもインフラ関連の事業を展開しているため、学生には「堅い企業」というイメージを持たれてしまうという点も改善したい部分でした。この状況を打開するには、企業の認知度を上げつつイメージも変えるためのアプローチが必要と考えたのです。そこで、ONE CAREERを利用することにしました。
──最初に利用されたのは、2020年11月のYouTube説明会「ONE CAREER LIVE」への出演ですね。
高橋さん:全国のターゲット学生へのリーチを含めた母集団拡大のために利用したのが始まりです。ONE CAREER LIVEでは、司会者とフランクに話をしながら、第三者目線で当社のいいところや面白いところなど魅力を引き出していただけて、一定の手応えを感じられました。
企業説明会のYouTube移行で時間に余裕、個別アプローチや内定者フォローが可能に

──2020年に引き続き、2021年には2回、ONE CAREER LIVEに出演されています。継続的に出演されている理由は何でしょう?
高橋さん:大きな理由はONE CAREER LIVEに出演すると、その動画がYouTubeにアップされ、学生たちがいつでもアーカイブを視聴できるようになることです。(※1)当日説明会に参加できなくても、自分のタイミングで当社の動画を視聴できるようになったのは、とても価値があると思っています。当社のインターンシップに参加した学生の中には、「日揮グループのことをONE CAREER LIVEで初めて知りました」という人もいました。母集団形成にもつながっている実感があります。
※1)「最低1年間」の配信が保証(2年目以降につきましては別途ご相談)
──なるほど。学生が日頃から視聴しているYouTube上に、自社のメッセージを常に残しておけるのが大きいということですね。
高橋さん:これまでは、何度も企業説明会を行い当社を知ってもらおうとしていましたが、採用担当の人数は限られていて、説明会を開催できる回数にも限りがあります。その点、アーカイブとして残しておけば闇雲に何度も説明会を行わずに済み、その分時間的な余裕につながると感じます。
──説明会に直接参加していた負担が軽減された分、その時間はどのように活かしていますか?
高橋さん:その他には、合格した学生へのフォローアップに以前より多くの時間を割けるようになりましたし、当社がターゲットにしている学生にピンポイントでアプローチすることにも、以前より多くの時間を使えるようになりましたね。
本当に狙いたい学生だけを重点的にアプローチしていく、戦略的な採用を実践するための時間的な余裕ができました。当社が特に求めている情報系の学生に対しては、スカウトメール送付の取り組みを行っています。
待っているだけでは学生は集まらない。早期からの接点作りを積極的に進めていく

──ONE CAREERを利用されてからエントリー数には変化はありましたか?
高橋さん:これまでインフラ関連に興味がない学生でないとなかなかエントリーにつながりづらかったのですが、2020年のONE CAREER LIVE参加からは、動画の視聴をきっかけに日揮のことを知った学生が増えています。実際に、選考前の段階でのエントリー数が以前より10%から20%程度増加しているんです。
──最後に、今後の採用活動の方針を教えてください。
高橋さん:年々、採用活動は早期化しています。そんな中で何もせずに止まっていたら、BtoB企業である当社に学生が興味を持ってくれるのは就活の中盤から後半となってしまうかもしれない。そこで、今後は3月や4月といった早期の段階から、マスに対する集客をONE CAREERで行っていければと考えています。早い段階で当社のことを学生に知っていただき、その上で個別でも丁寧にアプローチしていくことを自社イベントなどで対応していきたいですね。
