- 課題
- BtoB企業ということもあり、学生の認知度が高くなかった
- 採用人数が年々増えていた中、従来の就活ナビサイトやイベントだけでは集客が難しくなっていた
- 独自の採用手法ばかりが企業イメージとして定着してしまっていた
- 導入の決め手
- 就活のオンライン化に合わせ動画の重要性が高まる中、制作から配信まで行ってくれる
- YouTube説明会「ワンキャリアライブ」は優秀な学生も視聴しているため、ターゲット学生にアプローチしやすくなると考えた
- 得られた成果
- 自社の企業理解が進んだ状態で、選考に臨む学生が増えてきた
- ワンキャリアライブでは、司会者が第三者目線で深掘りをして魅力を引き出してくれた
株式会社SHIFTは、ソフトウェアの品質保証やテストを中心に事業を展開しています。「The ATAMA(地頭)検定」といったユニークな方法で選考を行ってきた同社は、BtoB企業だけに自社の魅力をどう訴求し、正しく理解してもらうかが課題でした。今回は、ワンキャリアライブに出演した遠藤さんと羽田さんに、ONE CAREER導入のきっかけや課題解決のための動画コンテンツの活用方法、今後の採用方針などについてお話を伺いました。
「独自の採用施策」が学生からのイメージを固定化させる原因に。訴求内容の転換が必要だった

──ONE CAREERを利用する以前に、どのような課題を持っていたのですか?
遠藤さん:当社の採用人数は年々ほぼ倍増しているのですが、BtoB企業なので認知度がそれほど高くなく、より多くの学生に知ってもらう必要があります。しかし、従来の就活ナビサイトやイベントだけでは集客が難しくなってきたと考えていたところでした。
また、以前21年卒の学生向けに「合格すると即内定となる」オリジナルオンライン検定の「The ATAMA(地頭)検定」を実施したのですが、「The ATAMA(地頭)検定」で即内定が出るソフトウェアテストをやっている会社」というイメージばかりが学生の間で広まってしまっていたのも課題でした。
これは、企業認知の方法から変えていかないといけないと考え、22年卒からはもう少し上位の概念、つまり単にソフトウェアのテストではなく「品質保証」を大切にし、「業界の負の構造を変えていこうとしている」会社であることを伝えていくことにしました。
──その中で、ONE CAREERを導入したきっかけについてお聞かせください。
遠藤さん:前職で新卒採用を担当していたとき、同僚からONE CAREERの評判を聞いて調べたのがきっかけです。ONE CAREERのイベントには有名な企業が参加していて、そこへ就職を希望する優秀な学生も多く集まるので、ONE CAREERを利用すれば当社が求めるターゲット層にアプローチしやすくなるのではと考えました。
また、今後、オンラインでの就職活動が主流になると、動画コンテンツの重要性はますます高まりますが、自社で制作するとなると大変です。その点、ONE CAREERは自社スタジオを持ち、動画コンテンツを制作・配信してくれて、アーカイブも残せる。そこが利用の決め手となりました。
動画を駆使して発信を継続。他社の出演動画を見て、自社のコンテンツを磨く「研究」も

──ワンキャリアライブへ出演する際に工夫したことや、使ってみての印象はいかがですか?
遠藤さん:工夫したのは、まず「テスト」という業務の重要性を分かりやすく伝えることです。そこから順を追って、上位概念部分の「当社がやろうとしていること」「他社との違い」「そこから生み出される価値」を伝えるようにしています。
また、企業のビジョンやメッセージを込めた動画をONE CAREERのマイページに置き、選考中の学生にも見てもらえるようにしています。動画によって認知を高め、エントリーしてくれる学生を増やすことが狙いでした。まだ、正確な数字は分かりませんが、実感としては単に「テストの会社ですよね」というイメージから、「品質保証で業界構造を変えていくビジョンに共感しました」という人が増えてきました。弊社への理解度が上がってきている感触があって、選考もスムーズになったと感じます。
羽田さん:ワンキャリアライブ/説明会ライブについては、司会者が第三者目線で深堀りして質問をしてくれるので、「学生はこういった点が気になるのか」と気付きを得られますね。また、他の企業の動画をたくさん視聴できるのもいいですね。「どういう説明をしているのか」「どんな資料を用意しているのか」「競合企業はどこをアピールしているのか」を研究しています。
最終面接まで行った学生しか知り得なかった情報を、全ての学生に届けたい

──今後の採用の方向性と、ONE CAREERに期待することをお聞かせください。
遠藤さん:強みである「品質の高さ」への理解、「将来のビジョンや目標」といった、これまで最終面接まで進んだ段階の学生でないと把握できなかった情報を、早い段階で学生に知ってもらえている状態を目指したいと思っています。
直近の決算発表では、「SIer3.0を目指す」と掲げました。複合型の新しいSIerを目指すということですが、その概念をきちんと理解して、言語化するのは難しいと思います。そういった部分を学生と同じ目線で分かるように伝えることは、実践し続けたいことですね。動画や記事コンテンツを掛け合わせて、活用したいと思っています。
また、学生が「自分はこうしていきたいんだ」という気持ちを持って来てくれると、すごく有難いなと日々感じています。「自分はこの会社でこんなことがしたい」というマインドを持っている学生と出会える。ONE CAREERにはそんなメディアになってもらえたらうれしいですし、そうなることを期待しています。
