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インターンシップを行うメリット・注意点│実施する際の流れは?

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目次

    採用競争が激化している現在では当たり前のようにインターンシップを実施する企業も多いのではないでしょうか。インターンシップは入社後のミスマッチを防ぎ、早期退職防止に繋がる効果が期待できます。 この記事ではインターンシップの考え方やメリット・デメリット、企業側と就活する学生にとって有意義なインターンシップを開催するために覚えておきたい注意点などを解説していきます。

    インターンシップとは学生が一定期間、企業で仕事を体験する制度のことで「就業体験」や「就労体験」とも言います。企業が自発的に体験の場を設けることが一般的で、海外発の制度で日本国内では2000年代から普及が広がっています。また、人材不足や就職活動の早期化などを背景に採用活動の一環としても価値が高まっています。

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    【関連記事】インターンシップの内容はどうする?内容の考え方や開催時のポイントを解説

    インターンシップの種類

    インターンシップの内容は形式や期間によって異なりセミナー型・プロジェクト型・就業型など、大きく3種類あります。

    【関連記事】新卒向けインターンシップの企画の流れと印象UPにつなげるコツ

    会社説明、セミナー(講義)型

    1日~数日程度の短めのインターンシップで短期間のため「自社の認知拡大」や「業界理解促進」のために行うことが多く、サマーインターンなどで行われることが多い形式です。先輩とのコミュニケーションや質問する時間を設けた座談会、社員との交流会なども実施される場合があり、内容はさまざまです。

    新型コロナウイルスの影響でリアル開催よりオンライン開催で企業説明などをする企業も多いのではないでしょうか。

    【関連記事】インターンシップの座談会とは?内容や開催時期、成功させるコツ

    プロジェクト型

    2~5日間、10日間~1ヶ月程度のスケジュールで行う中期的な期間のインターンシップのため、セミナー型インターンシップに比べより選考を考慮したインターンシップになります。応募があった学生の中からエントリーシートや、面接など複数の選考を行い、参加者を選定する企業が多いです。

    内容は与えられた課題に対して少人数のグループで取り組み、企業の理念や業界、市場動向などのさまざまな要素を考慮し、参加時はグループワーク、ワークショップやディスカッションを重ねて課題解決に導きます。短期的なインターンシップと比べて参加者の満足度が高くなる傾向があり、個人の適正や強み、考え方をリアルで確認できます。

    就業型

    実際に参加する企業で働くため、セミナー型やプロジェクト型の内容を包括した長期で行われるインターンシップです。就活スケジュールに余裕がある大学2年生や4年生をターゲットに用意することが多く、就業して業務内容を体感するためその分責任や裁量は大きくなりますが、参加者の実務経験や知識の向上、スキルアップにも繋がり就業体験を通じて入社後の自分の働き方などイメージが鮮明につくのではないでしょうか。

    新規事業の立ち上げや社長・経営層に近いポジションで仕事をする企業もあり、活躍した学生は入社後すぐに即戦力として就業できることは企業にとって大きなメリットになるのではないでしょうか。

    ※参考:経済産業省「成長する企業のためのインターンシップ活用ガイド」

    企業がインターンシップを実施するメリット

    インターンシップを実施するメリットは大きくわけて3つあります。

    学生の志望度を向上できる

    インターンシップを行うことで会社の理解推進や人間関係の構築を図れるため、入社する志望度(優先度)を高められます。短期インターンシップより長期インターンシップであれば、接点も多くなり就業イメージがつきやすく魅力を伝え浸透させやすくなるため、効果も大きくなります。

    入社後のミスマッチ防止

    インターンシップを行うゴール(目標)は、自社が求めるポテンシャルを持った内定者を出すことだけではありません。時間をかけて内定を出し入社しても早期退職してしまっては採用活動に費やした時間や費用のコストが無駄になりかねません。

    インターンシップには自社の業務や社員の雰囲気を感じてもらうことで、入社後のミスマッチを防止し、早期退職による企業への損失を防ぐメリットがあります。

    入社後の教育期間の短期化、即戦力化

    インターンシップを行わず入社日を迎えると社会人としての基礎知識から研修を始める企業は多いのではないでしょうか。一方でインターンシップを行う企業はプロジェクト型や就業型は特に、仕事体験など通じて社会人としてのマナーや言葉遣い、立ち振る舞いなどが身に付きます。

    先輩社員との業務体験やコミュニケーションを通じて即戦力化していくため、インターンシップを経て入社する新入社員への研修工数は軽減できるのではないでしょうか。

    インターンシップを行うメリットがある一方で注意点もあります。

    既存社員の負担が増える

    インターンシップは採用担当者だけでなく現場の担当者の協力が必要なため、少なからず負担をかけることになります。長期はもちろん短期であっても、説明会への登壇や質疑応答の対応などの協力が必要になるため、学生を受け入れる部署にはインターンシップの目的やメリットを理解してもらう必要があります。

    逆効果になるリスクがある

    採用につなげることを意識しすぎることで囲い込もうとする企業も少なくありません。インターン期間中に簡単な課題や作業しか与えずにやりがいを感じられず、企業のイメージダウンに繋がるケースもあるのではないでしょうか。また、本人にその気がなくともセクハラやパワハラと捉えられてしまう可能性もあるため、学生への対応は十分に注意しておくことが重要です。

    リスクや注意点を知っておくことで有意義且つ魅力的な満足度の高いインターンシップを実施できるでしょう。

    インターンシップの導入には入念な準備が必要です。また、インターンシップを実施して終わりではありません。ではどのような準備が必要で実施後はどのようなアクションが必要なのか、5つのステップを順に説明していきます。

    ステップ1:事前準備

    プロジェクトの設計や受け入れ体制の整備をする最初期の段階でインターンシップの期間、コンテンツやプログラムの内容などを決定します。人事部以外も含めたサポート体制を構築し、体験中心、実践中心のいずれかを決めてから具体的な内容に落とし込むことをおすすめします。

    学生に職場で成功体験を積ませたり顧客との接点を持たせたりするなど、お客様ではなく社会人として仕事を任せることが重要なポイントです。

    例えば、「業種・職種・業界の知識を深めるため」「就職活動の予行演習のため」「自己分析に役立てるため」「社会人のコミュニケーションを理解するため」など学生がインターンシップに求めるものを把握するとニーズにマッチした内容にできるのではないでしょうか。

    【関連記事】インターンシップで実施する課題例│開催形式や企画するポイントは?

    ステップ2:募集・選考

    次にインターンシップに参加する学生の募集と選考を行います。募集は募集人数や職業体験、実習などのインターンシップの流れを求人媒体やコーポレートサイトへ掲載して募集するか、大学や大学院の校内掲示板などで案内をすることが多いのではないでしょうか。選考では「書類選考」と「面接」を行うのが一般的で、採用したい学生像にマッチするのか、人材としてのインターンシップ生をどう扱うかを選考の基準に置くことでミスマッチを防ぐことができます。

    ステップ3:オリエンテーション

    中長期のインターンシップの場合、事前にオリエンテーションを実施することが多く、インターンシップ開始後、スムーズに仕事に取り組んでもらうのが目的です。社内ルールの共有や契約などもオリエンテーションで行うと良いでしょう。

    ステップ4:インターン実施

    インターンシップでは適切なサポートの有無が学生と企業の双方の成果に直結します。インターンシップの初期段階で仕事の印象や適正が決まりやすく中期であれば最初の1週間、長期であれば最初の1カ月が重要です。

    また、壁にぶつかった際のサポートが大切です。日報などの報告書を提出することで業務の結果などの情報を確認でき、状況別にアドバイスを行うと良いのではないでしょうか。

    ステップ5:アフターフォロー

    インターンシップ終了後の振り返りは学生、企業のどちらにとっても大きな学びとなります。リアルでなくともメールや電話でアフターフォローを行うことで今後の志望度を上げることにもつながるため、帰属意識や志望度をより高めるためには終了後のアフターフォローが大切です。

    短期が多いサマーインターンでは接触期間が短いため、特にアフターフォローが重要です。

    ※出典:経済産業省「成長する企業のためのインターンシップ活用ガイド」

    学生にとってインターンシップは就活の一環となり注目度も高くなっています。学生の満足度を高めて求める人材を採用するためにもインターンシップの考え方や活用方法を学び、企業と学生の双方にメリットがあるインターンシップを開催すると良いでしょう。

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