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面接と面談の違いとは?目的や形式・メリットから使い分け方を解説

面接と面談の違い defer

目次

    卒採用や中途採用を行う際には、面接や面談を使い分けて実施します。 しかし双方ともに応募者と対面して実施するものですから、目的やメリットの違いが曖昧になってしまうでしょう。 そこで今回は面接と面談の違いを、目的・形式・メリットの3点から、違いを解説していきます。

    面接と面談の最大の違いは、実施目的に応募者の選考が絡んでくるかです。

    面接では企業側から、応募者に対していくつかの質問を行い、自社の基準に合うかを判断するものです。

    一方で面談は選考要素はなく、応募者とのコミュニケーションや自社の理解を深めてもらうことを目的としています。

    以下で詳しく解説していきます。

    【関連記事】新卒採用面接で効果的な質問は?学生の特性を見抜くポイントから注意点まで解説

    面接の目的

    面接の目的は、企業側の用意している質問に対しての応募者の回答を見ながら、採用基準に即した人材なのかを判断していくことです。

    事前に受け取っている書類をもとに記載されている情報が事実か、性格面や思考面は採用したい人物像に即しているかなど、チェック項目は様々です。

    30分~1時間程度の会話を通して、書類上だけではわからない応募者の特徴を把握できるので、企業にマッチした人材かを見極められます

    面談の目的

    一方、面談は必ずしも選考を目的としたものではありません。

    面談は、企業と応募者が相互に理解を深めるための場として位置づけられます。

    特に新卒採用においては、企業が学生に対して自社の魅力を伝えたり、学生が企業について詳しく知る機会を提供することが目的となります。

    面談の開催するタイミングにもよりますが、応募者のバックグラウンドを知る機会になったり、内定を承諾してもらうために企業の魅力を説明したりとさまざまな方式があります。

    面接と面談にはそれぞれ異なるメリットがあります。

    以下で面接と面談のメリットの違いを解説していきます。

    面接を行うメリット

    面接を行うメリットは、以下の通りです。

    • 応募者のスキルや適性を評価できる
    • 選考プロセスを効率化できる
    • 応募者のコミュニケーション能力を確認できる

    選考過程で面接を行うことで、応募ポジションに適したスキルを持っているかが判断できます。

    選考書類に記載されている情報が、本当にその人の実績なのか、質問を通して事実確認を行います。

    また面接の形式によっては、同時に集団で応募者に質問できますから、1回の面接で複数の応募者を比較することが可能です。

    さらに対話を通して、ビジネスに必要なコミュニケーション能力を応募者が持っているかどうかも判断可能です。

    面接官と応募者で選考要素を絡めて話すことで、自社の欲しい人材かを総合的に判断することが可能です。

    面談を行うメリット

    面談を行うメリットは、大きく分けて以下の3つです。

    • 応募者との信頼関係を構築できる
    • 企業文化や働く環境を伝えやすい
    • 応募者の志望動機やキャリアビジョンを深く理解できる

    面談は1対1で応募者と話す機会ですから、選考の緊張感を抜きにして会話できるため、信頼関係の構築に役立ちます。

    また会社説明会など集団で聞く企業説明よりも、面談のフランクな場を通して伝えることで、より自社への興味を深めてもらうきっかけになります。

    面接官の立場ではなく、あくまで社員と話す機会の体で話すことによって、応募者の飾らない言葉での志望動機やキャリアプランを聞き出すことも可能です。

    面接と面談の形式の違い

    面接と面談の形式にも、それぞれ異なる特徴があります。

    これらの形式を理解し、適切に使い分けることで、採用プロセスをより効果的に進めることができます。

    面接の形式は、集団面接と個人面接の2パターンがあります。

    集団面接は、複数の応募者を同時に面接する形式であり、企業側の面接官の人数も複数名で開催されることもあります。

    集団面接のメリットは、短時間で多くの応募者を評価できる点にあります。

    また、応募者同士の相互作用を見ることで、協調性やリーダーシップなどのグループ内での役割を確認することができます。

    一方で個人面接は、1対1で行われる面接形式です。

    面接官が応募者に対して直接質問を行い、詳細な情報を引き出すことができます。

    個人面接のメリットは、応募者のスキルや経験、価値観を深く理解できる点にあります。

    また、応募者もリラックスして自分をアピールしやすく、より正確な評価が可能です。

    【関連記事】構造化面接と非構造化面接、半構造化面接のメリットと注意点

    面談の形式は3パターン

    一般的な面談の形式は、大きく分けて以下の3パターンです。

    • カジュアル面談
    • オファー面談
    • リクルーター面談

    カジュアル面談はその名の通りカジュアルな、堅苦しくない雰囲気で行われる面談のことを指します。

    フランクに応募者と話ができるので、面接前に実行されることが多いです。

    オファー面談は内定が出た後、再度の会社説明や雇用条件に付いて説明することが多いです。

    実際に働くメンバーとの面会も含め、働く実感を持ってもらうことが主な目的であることが多いです。

    リクルーター面談は、新卒採用で優秀な学生を採用する目的で、関係値を築くために行われます。

    選考の早期化に伴い、インターンや説明会に参加してくれた優秀な学生を囲い込む目的で実施されます。

    いずれの面談方式も、選考の意図はなく自社に魅力を感じてほしい、関係値の創出に重きを置いています。

    採用プロセスにおいて、面接と面談を効果的に使い分けることが重要です。

    以下に、具体的なシチュエーションに応じた使い分けの方法を紹介します。

    効率的に学生を選考したいなら集団面接

    集団面接は、短時間で多くの応募者を評価できるため、効率的に選考を進めたい場合に適しています。

    特に、一次選考や大量の応募者がいる場合に有効です。

    また、応募者同士の相互作用を観察することで、協調性やリーダーシップを評価することができます。

    同時に複数の応募者の回答を比較できるため、人材を絞り込んでいきたい方におすすめです。

    スキルや特性をじっくり判断したいなら個人面接

    個人面接は、応募者のスキルや特性をじっくりと評価したい場合に適しています。

    応募者一人ひとりと深く対話することで、応募者の強みや弱み、価値観を詳細に理解することができます。

    特に、最終選考や特定のポジションに対する適性を確認する際に有効です。

    個人面接では30分から1時間程度の時間をかけて実施することが多く、中途採用に適している面談スタイルであるといえるでしょう。

    自社をアピールしたいならカジュアル面談

    カジュアル面談は、応募者に自社の魅力を伝えたい場合に適しています。

    リラックスした雰囲気で行われるため、応募者が企業の雰囲気を感じ取りやすくなります。

    また、応募者が質問しやすい環境を提供することで、企業への理解を深めてもらうことができます。

    優秀な人材を採用したいのであれば、カジュアル面談で一度自社への興味を引いてから、本選考に進んでもらうのもおすすめです。

    面談を採用プロセスに取り入れる際には、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

    特に面談を採用で取り入れる際には、以下のポイントを抑えておくといいでしょう。

    • 面談の目的やゴールを設定する
    • 会社を知ってもらう準備を進める
    • ゴールから逆算して必要な質問項目を決める

    以下でそれぞれ解説していきます。

    面談の目的やゴールを設定する

    面談を実施する前に、まずその目的やゴールを明確に設定することが重要です。

    自社に魅力を感じてもらいたいのか、応募者の本音を聞き出したいかなど、目的に合わせて選ぶべき面談の方式は変わります。

    また面談実施の先のゴール設定も重要です。

    企業の価値観や文化を知ってもらうのか、適性を判断したいのかなど様々です。

    目的とゴール設定をセットにして、取り入れる方法を検討しましょう。

    面談の目的やゴールが明確になることで、面談の進行や内容が一貫性を持ち、効果的なコミュニケーションが可能になります。

    会社を知ってもらう準備を進める

    面談の目的の一つが応募者に会社を知ってもらうことである場合、事前にしっかりと準備を進めることが必要です。

    企業のビジョンや価値観を、整理しわかりやすいように整理し、企業文化や労働環境と絡めて資料を作成しましょう。

    アピールできる内容を整理して、統一して使用できるフォーマットを作成しましょう。

    ゴールから逆算して必要な質問項目を決める

    面談のゴールが明確になったら、そのゴールを達成するために必要な質問項目を逆算して決めます。

    面談の最終的なゴールを再確認し、そのゴールに到達するために必要な情報を洗い出します。

    応募者の志望動機やキャリアビジョン、価値観、スキル、経験など、面談で確認したい情報をリストアップします。

    リストアップした情報を基に、具体的な質問項目を作成します。質問はオープンエンドなものにし、応募者が自由に話せるようにします。

    面談の流れを考慮し、質問の順序を決めます。

    リラックスした雰囲気を作るために、最初は簡単な質問から始め、徐々に深い質問に移行するのが効果的です。

    どのような情報があれば、相手のことを理解できるか、相互理解を深められるかを考えたうえで目標を設定していきましょう。

    面接と面談は企業対応募者の関係性は同じですが、選考目的であるか否かの決定的な違いがあります。

    もちろん片方のみを社内で導入するのもいいですが、採用状況やここ数年の採用結果に応じて面談も導入することを検討してみましょう。

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