販売パートナー募集ログイン
  • 採用手法
  • 採用市場
  • オンライン
  • 面談
  • 新卒のトリセツ

作成日

面接官が知るべき心得とは?ふるまい方・準備やタブーを徹底解説 

面接官 心得 defer

目次

    面接は応募者と企業側が直接接点を持つ最初の機会です。 そのため面接官の対応によって、応募者の自社への印象が変化するため、企業の顔としての自覚をもって対応すべきです。 しかし面接の経験のない方としては、どんな心がけをすべきなのか、どんなタブーがあるのか把握しておきたいですよね。 この記事では面接官が知るべき心得から、ふるまい方、準備やタブーまで解説していきます。

    面接官は、企業の採用活動において極めて重要な役割を担っています。単に質問をして回答を聞くだけでなく、将来の人材を見極め、企業の成長を左右する重要な判断を下す立場にあります。

    企業の顔としての立場を理解する

    面接官は企業の代表として、応募者と直接対面する重要なポジションです。応募者は面接官の言動や態度を通じて、その企業の文化や価値観を判断します

    企業の顔としての責任は以下の3点に集約されます。

    項目具体的な内容
    企業ブランドの体現企業理念や価値観に沿った態度・振る舞いの実践
    正確な情報提供企業の現状や求める人材像の明確な説明
    プロフェッショナルな対応礼儀正しく公平な態度での面接進行

    公平な評価と判断を行う

    面接官には、応募者一人一人を偏見なく評価し、客観的な判断を下す責任があります。これは、厚生労働省が定める公正な採用選考の基本にも合致します。

    評価における重要ポイント

    面接での評価は、以下の観点から総合的に行う必要があります:

    • 職務適性の見極め
    • コミュニケーション能力の評価
    • チームワークへの適性判断
    • 成長可能性の見極め
    • 企業文化との適合性確認
    • 面接で知りえた情報の管理を徹底する

    また、評価の公平性を担保するために、面接の記録を適切に残し、評価基準に基づいた判断を行うことが不可欠です。

    面接官は応募者の特徴を質問を通して見抜きつつ、企業の顔としてふるまうことが求められます。

    面接を担当するうえで把握しておきたい面接の心得は、以下の通りです。

    【関連記事】新卒採用の面接の評価基準はどう決める?点数化する重要性や評価項目

    対応で応募者の志望度が変わる

    面接官の対応は、応募者にとって企業の第一印象を決定づける重要な要素です。

    応募者は面接を通じて企業文化や職場環境を感じ取ります。

    面接官は、応募者に対して丁寧で誠実な対応を心がけ、安心して自分を表現できるようにする必要があります。

    たとえば、応募者が到着した際に笑顔で迎え入れ、リラックスできるような雰囲気を作ることが大切です。

    また、応募者の話をしっかりと聞き、適度に相槌を打つことで対話している実感を持ってもらえます。

    万が一選考に通過して実際に働くことになる際、本当に入社していいのかの判断材料として面接官の対応と企業イメージが結び付けられるため注意が必要です。

    面接の質疑応答を通して候補者の本音を聞く

    面接の質疑応答で、具体的でオープンな質問を投げかけることで、応募者が考えていることや感じていることなど本音を引き出すことが可能です。

    たとえば、「これまでの経験で最も挑戦的だったことは何ですか?」といった質問を通じて、応募者の問題解決能力やストレス耐性を探ることができます。

    また、応募者がリラックスして話せるように、面接官自身も柔らかい態度で接することが重要です。

    整った言葉ではなく、応募者自身の本音を引き出すことで自社に合った人材かを判断することが面接官には求められます。

    自社の基準に沿った人材かを見抜く

    企業が求める人材像に合致しているかどうかを見極めることは、面接官の重要な役割です。

    応募者のスキルや経験はもちろんのこと、企業の価値観や文化に適合するかどうかを判断する必要があります。

    具体的には、応募者の過去の行動や意思決定を掘り下げる質問を通じて、彼らの価値観や行動パターンを理解します。

    例えば、「チームでの役割をどのように果たしましたか?」という質問を通じて、応募者のチームワーク力やリーダーシップを評価することができます。

    応募者が話しやすい環境を作る

    応募者が自分の能力や考えを最大限に発揮できるように、面接官は話しやすい環境を整えることが求められます。

    まず、面接の冒頭でアイスブレイクを行い、応募者の緊張を和らげることが効果的です。

    さらに、面接中は適度なうなずきや相槌を打つことで、応募者に対して積極的に話を聞いているという姿勢を示します。

    また、応募者が質問しやすい雰囲気を作ることも重要です。

    これにより、応募者は自分の考えを自由に話すことができ、面接官もより深い理解を得ることができます。

    自社も選ばれる立場であることを理解する

    面接は、応募者が企業を評価する場でもあります。

    したがって、面接官は自社の魅力をしっかりと伝えることが重要です。

    企業のビジョンやミッション、働く環境、成長機会などを具体的に説明し、応募者が「ここで働きたい」と思えるようにすることが求められます。

    例えば、企業の成功事例や社員のキャリアパスを紹介することが効果的です。

    また、応募者の質問に対しても誠実に答え、企業の透明性を示すことが信頼を築く鍵となります。

    客観的な視点から応募者を判断する

    面接官は、個人的な感情や偏見を排除し、客観的な視点で応募者を評価する必要があります。

    評価基準を明確にし、一貫性のある判断を心がけることが重要です。

    具体的には、事前に設定した評価項目に基づいて応募者を評価し、面接後には他の面接官と意見を共有することで、バランスの取れた評価を行います。

    これにより、応募者に対して公平で公正な選考を実施することができます。

    面接官が面接の場で心がける項目以外にも、事前準備を徹底することも大切です。

    面接官が事前に対応すべき準備は以下の通りです。

    応募者の書類をある程度読み込んでおく

    面接前に応募者の書類をしっかりと読み込むことは、面接の質を高めるための基本です。

    履歴書や職務経歴書からは、応募者の経歴やスキル、志望動機が読み取れます。

    これにより、応募者の強みや課題を把握し、具体的で深い質問を準備できます。

    たとえば、応募者が過去に取り組んだプロジェクトや達成した成果について質問することで、実績をより詳しく理解することができます。

    また、応募者の趣味や特技に触れることで、リラックスした雰囲気を作り出すことも可能です。

    自社の魅力を言語化する

    応募者に自社の魅力を効果的に伝えるためには、面接官自身が自社の強みを明確に理解し、言語化することが重要です。

    企業のビジョンやミッション、独自の文化、成長機会などを具体的に説明できるよう準備しましょう。

    例えば、企業の成功事例やユニークな取り組みを紹介することで、応募者に具体的なイメージを持たせることができます。

    また、社員のキャリアパスや社内の研修制度についても説明し、応募者が自社での将来を描けるようにすることが大切です。

    他の面接官と質問内容を共有する

    面接の一貫性を保つために、他の面接官と質問内容や評価基準を共有することは不可欠です。

    これにより、応募者に対して公平で公正な評価が可能となります。

    事前に面接官同士でミーティングを行い、それぞれが担当する質問や評価ポイントを確認し合いましょう。

    例えば、特定のスキルや経験を評価するための質問を分担し、重複を避けることで、面接を効率的に進めることができます。

    また、面接後にはフィードバックを共有し、評価の一貫性を確認することも重要です。

    初めて面接を担当するなら事前に練習をしてみる

    初めて面接を担当する場合は、事前に模擬面接を行うことで実践的なスキルを身につけることができます。

    模擬面接では、先輩社員や同僚に協力してもらい、フィードバックを受けることで改善点を見つけることができます。

    具体的には、質問の仕方や応募者の反応に対する対応を練習し、自然な流れで面接を進められるようにします。

    また、面接の流れをシミュレーションすることで、自信を持って本番に臨むことができ、応募者に対してもプロフェッショナルな印象を与えることができます。

    面接官の中には、良い人材を採用したい、面接で寄り情報を引き出したいからと、かえって悪印象になる行動をとってしまう人もいます。

    面接官が面接でしてはいけないタブーは、以下の通りです。

    • 応募者を全否定する内容の話はしない
    • 自社について虚偽の内容を伝えない
    • 不誠実・不遜な態度をとらない
    • ハラスメントに該当する質問をしない

    以下で詳しく解説していきます。

    応募者を全否定する内容の話はしない

    面接の過程で応募者の回答を全否定するのは避けましょう。

    応募者の回答が自分の価値観に合わないものであったとしても、それを相手に伝えてしまっては応募者も萎縮してしまいます。

    また否定の内容によっては、面接官である皆さんを飛び越えて、会社に対する悪印象につながる可能性も否定できません。

    もし否定的なフィードバックを伝えるときには、具体的なアドバイスをプラスしてポジティブな側面も同時に伝えることを意識しましょう。

    自社について虚偽の内容を伝えない

    面接で自社をよく見せようと、虚偽の内容を伝えることは避けましょう。

    面接では応募者との質疑応答だけではなく、自社の魅力付けもかねて会社説明を行います。

    応募者に対して自社をよりよく見せようと、事実とは異なる情報を伝えてしまう担当者も中にはいます。

    入社前に聞いていた情報と、入社後の実態が異なることで、ミスマッチにつながる可能性があります。

    実際にミスマッチに感じて退職した後に、口コミとして情報のギャップについてSNSに投稿されてしまう可能性もあります。

    今後の採用活動に響いてくる可能性もありますので、事実を伝えることを心がけましょう。

    不誠実・不遜な態度をとらない

    面接官は企業の顔でもありますので、不誠実・不遜な態度をとると、今後の母集団形成に悪影響を及ぼす可能性があります。

    特に上から目線の言動や、時間や連絡期限を守らないなど社会人として適さない行動を取ると、応募者から不快感を持たれてしまうこともあります。

    合否を判断するボールは企業側が持っているものの、応募者側もまた企業に入社するかを判断する権利を持っています。

    対応ひとつでスキルある応募者を逃してしまう可能性も十分にあるので、注意が必要です。

    ハラスメントに該当する質問はしない

    個人のプライバシーに関わる質問や差別的な質問、総じてハラスメントに該当する質問は避けましょう。

    個人に言及しすぎる質問をすることで不快感を持たれる可能性も十分にあります。

    質問内容を事前に確認し、職務に関連する内容に限定してヒアリングするようにしましょう。

    面接で知りえた情報の管理を徹底する

    個人情報保護委員会のガイドラインに基づき、応募者の個人情報を適切に管理することが求められます。

    面接で得た情報は、採用選考以外の目的で使用してはならず、特に以下の点に注意が必要です。

    • 面接メモの取り扱い
    • 個人情報の漏洩防止
    • 不採用者の情報の適切な破棄

    特に面接メモを紙で残している場合、データ入力が完了次第シュレッダーなどで復元できないように処分する必要があります。

    個人情報の漏洩は企業の評判にも関わりますから、徹底的に情報管理しておきましょう。

    面接官は応募者の採用可否を判断する半面、会社の顔としての側面もあわせもっています。

    面接官の心得や事前準備の内容を踏まえて、良い印象を与えられるよう行動していきましょう。

    人気のダウンロード資料

    ピックアップ記事