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企業が理系採用に苦戦する理由8選
企業が理系採用に苦戦する理由は多岐にわたります。
多くの企業が理系の学生の採用に取り組んでいるものの、思うような成果が得られずに苦戦している傾向にあります。
ここでは、特に重要な8つの理由を挙げ、それぞれの背景を詳しく解説します。
自社が理系学生からの認知度が低い
企業が理系採用に苦戦する理由として、理系学生からの自社の認知度が低いことが挙げられます。
理系学生は、特に自分の専攻や興味に関連する分野の企業を重視する傾向が強いため、企業の存在自体が知られていなければ、採用活動は難航します。
特に中小企業や新興企業は、大手企業と比較すると認知度が低い傾向にあり、学生からの認知度獲得に難航する傾向にあります。
競合他社に理系学生を採用されてしまっている
理系学生は、特定のスキルや知識を持つため、需要が高く競争も激しいです。
そのため、優秀な理系学生は競合他社に先を越されてしまうことがしばしばあります。
特に、業界内での競争が激しい場合、大手企業に学生の応募が集中してしまう傾向にあります。
文系と理系ではカリキュラムに差がある
理系学生は、専門的なカリキュラムを通じて高度な技術や知識を習得します。
具体的には、文系学部とは異なり、入学時点で専門領域を決め、4年間かけて深く学びます。その結果、高い専門性を持つ一方で、自社に合致するターゲットの母数はどうしても限定的になります。
また、文系とは異なるカリキュラムで授業を受けていることから、採用スケジュールにもズレが生じます。
母数の多い文系の学生と分けて採用スケジュールを組む必要があるため、採用の難易度が高くなります。
大学院進学を選ぶ理系学生の割合が多い
理系学生の中には、学部卒業後に大学院進学を選択する人が多くいます。
これは、より専門的な知識を深めたいという意欲や、研究職への志向が背景にあります。
また専門領域の知識を深めることで、入学当初から院卒としての就活を視野に入れていることもあります。
この進学傾向により、学部卒業時点での就職を希望する理系学生の数が減少し、企業は採用の機会を逃すことになります。
大学推薦で企業選択をする学生が多い
理系学生は、大学の推薦制度を利用して企業を選ぶケースが多く見られます。
この制度は、学生にとっては安心感を与える一方で、企業にとっては推薦枠を確保できないと学生を採用するチャンスが減ってしまうという課題があります。
推薦枠を確保している企業は、OB・OGとしてのコネクションを活用しているほか、大学との連携で共同研究を行っていることが多いです。
研究室経由で就職を狙っている学生も多く、母集団形成のためにアプローチする段階ですでに意思決定が固まっていることもあります。
推薦枠を得るためには、大学との強固な関係構築が必要です。
専攻に関連した企業を選ぶ学生が多い
理系学生は、自分の専攻に関連した企業を選ぶ傾向が強いです。
これは、自分の専門知識を活かしたいという意欲が背景にあります。
また専攻している科目や卒論を武器に就活を進めたい意図もあり、専攻外の領域に興味を持たない可能性もあります。
そのため、企業は自社の業務内容が学生の専攻とどのように結びつくのかを明確に伝えることが必要です。
大手企業志向の学生が多い
理系学生の中には、大手企業への就職を希望する人が多くいます。
これは、安定した職場環境や充実した福利厚生、キャリアパスの明確さが理由です。
また大手企業の場合、研究できる分野も多様ですから、興味のある分野を深めたい学生から選ばれる傾向にあります。
このため、中小企業や新興企業は、優秀な理系学生を採用するために、自社の魅力をしっかりと伝える努力が必要です。
理系の学生が年々減少している
日本全体で理系の学生数が減少していることも、理系採用が難しくなっている理由の一つです。
少子化や理系離れが背景にあり、企業は限られた人材を巡って激しい競争を繰り広げなければなりません。
また文系学部よりも理系学部の方が、入試の難易度や学費が高いのも要因の一つです。
企業が理系の採用数を伸ばす方法
理系の採用数を伸ばすためには、戦略的なアプローチが必要です。
以下に、企業が実践できる具体的な方法を紹介します。
理系大学とのコネクションを作る
理系大学との関係構築は、理系学生の採用において非常に重要です。
大学の教授やキャリアセンターとのネットワークを構築することで、企業の認知度を高めるとともに、優秀な学生を紹介してもらう機会を得られます。
定期的な講演会やセミナーを開催し、企業の技術力や研究開発の魅力を伝えることも効果的です。
また、自社にいる理系大学出身の社員の人脈を活用することも有効な手段です。
理系の学生が集まる就活イベントに参加する
理系学生が多く集まる就職活動イベントや合同説明会に積極的に参加することは、企業の知名度を向上させる絶好の機会です。
これらのイベントでは、企業の最新技術やプロジェクトを紹介し、学生の関心を引くことが重要です。
また、企業ブースでのインターンシップや職場体験の案内も、学生に魅力を伝えることができます。
就活イベントは様々なセグメントの理系学生が参加しているため、ターゲットになる学生だけではなく将来的に自社に興味をもってくれそうな潜在層にアプローチすることも可能です。
理系学生専用の選考スケジュールを用意する
理系学生の多くは、研究や実験などで忙しいため、一般的な選考スケジュールでは対応が難しい場合があります。
企業は、理系学生専用の選考スケジュールを設けることで、彼らの都合に合わせた柔軟な対応が可能となります。
例えば、オンラインでの選考フローを導入するなど、学生の負担を軽減する工夫が求められます。
自宅や大学からでも選考に参加できる仕組み作りをしておくと、理系学生の参加率を高めることができます。
ジョブ型採用を導入する
ジョブ型採用は、職務内容に基づいて採用を行う手法です。
理系学生にとって、自分の専門性を活かせる具体的な職務内容が提示されることで、企業への関心が高まります。
職務内容を明確にし、学生が自身のスキルや知識をどのように活かせるかを具体的に示すことが、採用成功の鍵となります。
理系特化型の採用サイトを利用する
理系学生をターゲットとした採用サイトを活用することは、効率的な採用活動に繋がります。
これらのサイトは、理系学生に特化した求人情報を提供しており、企業の技術力や研究開発の内容を詳しく紹介することができます。
また、企業の魅力を最大限に伝えるために、動画やインタビュー記事を活用することも効果的です。
理系に特化しているサービスの場合、理系学生の最新の動向を把握することが可能です。
理系採用を活発化させたいなら学生のキャリア選択を知るのもおすすめ!

自社で理系の学生をより採用したいのであれば、学生の動向を把握することが大切です。
特に文系の学生と理系の学生では、就職先に求める要件が異なることもあります。
ワンキャリアでは、豊富な学生データの中から、学部別の就活の軸を調査しました。
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理系を採用したいなら理系大学に配慮した選考手法をとろう
理系学生の採用ニーズが高まっている一方で、企業側では大手企業に学生が集中しやすく中小企業は採用に悩む傾向にあります。
文系よりも理系学生の人数が少ないことからも、母集団形成がしづらい傾向にあることを踏まえて採用計画を立てることが大切です。
理系の場合、他学部よりも授業のカリキュラムが過密になっている傾向があり、通常の採用スケジュールには参加できない可能性が高いです。
理系の大学生に配慮した選考スケジュールを作成し、学生を集めていきましょう。

