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採用担当者必見! 本記事では、大規模な合同説明会からマッチングイベント、理系・業界特化型まで、20の新卒採用イベントを徹底比較します。また、新卒採用イベントの種類やメリット・デメリット、出展を成功させるための具体的なノウハウも網羅しています。効果的な採用戦略を立てるために役立つ完全ガイドです。
新卒採用イベントとは? 目的や効果を解説!
新卒採用イベントとは、企業が学生と直接接点を持ち、自社の魅力や働くイメージを伝える採用手法のひとつです。
合同説明会やマッチング型イベントなど形式はさまざまで、認知拡大から母集団形成まで幅広い目的で活用されています。まずは新卒採用イベントの役割や効果を解説します。
新卒採用イベントの目的
新卒採用イベントの主な目的は、学生と直接対話しながら自社の魅力を伝え、応募や選考参加につなげることです。求人サイトや説明資料だけでは伝えきれない、仕事のやりがいや社風、社員の人柄をリアルに届けられる点が大きな特徴といえます。
また、学生にとっても多様な企業と一度に出会える場であり、想定していなかった業界や企業との「偶然の出会い」が生まれやすいことも、採用イベントならではの価値です。
新卒採用イベントの効果
新卒採用イベントに出展することで、短時間で多くの学生と接点を持てる点が大きな効果として挙げられます。1回あたり10〜20分程度の説明機会が設けられることが多く、求人サイトよりも深く自社の事業や強みを伝えることが可能です。
特に、事業内容が分かりづらいBtoB企業や、知名度で不利になりやすい中小企業にとっては、直接説明することで理解促進と関心喚起につながりやすい点が大きなメリットです。
新卒採用イベントの主な種類と特徴
新卒採用イベントには、幅広い学生と出会える総合型から、特定属性に絞った特化型まで多様な種類があります。イベントごとに集まる学生層や運営形式が異なるため、自社の採用目的に合った選択が重要です。ここでは代表的なイベントの種類と特徴を解説します。
総合型イベント
総合型イベントは、新卒採用イベントの中でも最も一般的な形式で、業界や職種を問わず多くの企業が一堂に会します。出展企業数は数十社から数百社規模になることもあり、学生にとっては幅広い選択肢を比較できる場です。
一方で、他社ブースに埋もれやすいため、装飾や説明内容、対応する社員の工夫など、短時間で印象に残るための差別化が求められます。
特化型イベント
特化型イベントは、ITや介護、サービス業など、特定の業界や分野に絞って開催される新卒採用イベントです。参加学生はその業界への関心や志望度が高い傾向にあり、企業側にとっては自社のターゲット人材と出会いやすい点が特徴です。
業界特有の仕事内容や将来性について踏み込んだ説明ができるため、効率的に母集団形成を進めたい企業に向いています。
属性分類型イベント
属性分類型イベントは、文理別や学部・学科、学生の志向など、特定の属性に基づいて学生を集める形式です。たとえば情報系学部限定のイベントでは、エンジニア志望の学生が多く参加します。
専門的な質問が出やすいため、採用担当者だけでなく現場社員が同席することで、仕事理解を深め、学生の納得度を高めることが重要になります。
合同説明会
合同説明会は、複数の企業が一堂に会し、求職者へ自社の魅力や採用情報を効率的に発信するイベントです。単独説明会とは異なり、集客や会場準備を主催者が担うため、企業側の負担が比較的小さく、特に採用初期段階における母集団形成に最適な手法と言えます。大手ナビサイト系、大学主催、地域・自治体主催、オンライン型など、開催形態は多岐にわたります。
合同説明会が有効なのは、知名度が低い企業や、採用コストを抑えたい企業、文理を問わず幅広い層にリーチしたい企業です。限られたリソースで多数の候補者と接点を持てるため、採用全体のコストパフォーマンスを高めることが可能です。
一方で、1社あたりの説明時間が短く、事業内容や企業文化を深く理解してもらうのが難しいという課題があります。また、大手企業との競争が激しく、ブース運営の工夫次第では求職者の関心を引けず埋もれてしまうリスクも存在します。ターゲットと合致しない層の応募が増え、選考工数が増加する可能性にも注意が必要です。
セミナー
セミナー形式のイベントは、少人数制で実施されることが多く、企業や業界について深く伝えられる点が特徴です。企業理念や事業内容、キャリアパスなどを丁寧に説明でき、質疑応答やディスカッションを通じて相互理解を深められます。
すでに一定の関心を持つ学生と密なコミュニケーションを取りたい場合に適したイベント形式です。
行政・自治体主催のイベント
行政や自治体が主催する新卒採用イベントは、地域活性化や地元就職の促進を目的として開催されるケースが多いのが特徴です。
地元志向の学生やU・Iターン就職を検討する学生が集まりやすく、地域に根ざした採用を行いたい企業に向いています。比較的信頼性が高く、参加ハードルが低い点もメリットといえます。
マッチングイベント・座談会形式
マッチングイベントや座談会形式のイベントは、少人数制で学生と企業が直接対話できる点が強みです。1対1や少人数での交流を通じて相互理解を深めやすく、インターンや選考への誘導につなげやすい特徴があります。
学生の属性や志向別に企画されることも多く、採用効率を重視する企業に適した形式です。
【規模・形式別】新卒採用イベントのメリット・デメリット
新卒採用イベントは、規模の大小やオンライン・オフラインといった形式によって得られる効果が大きく異なります。一方で、それぞれに課題や注意点も存在します。出展判断を誤らないために、規模・形式別のメリットとデメリットを整理します。
大規模イベント
大規模イベントは、数千人から多い場合は1万人規模の学生が参加する新卒採用イベントです。合同説明会や大型セミナー形式で開催されることが多く、出展企業数も100社〜500社規模に及びます。
参加学生は情報収集段階にあるケースが多く、業界や企業を広く知る目的で来場するため、母集団形成や認知拡大を狙った採用活動に適しています。
メリット
大規模イベント最大のメリットは、1回の出展で多くの学生と接点を持てる点です。知名度がまだ高くない企業でも、会場内で直接学生に話しかけられるため、求人サイトでは出会いにくい層へアプローチできます。
また、異業界の企業も多数出展しているため、特定業界志望ではない学生から興味を持ってもらえる可能性があり、採用候補者の幅を広げやすい点も強みです。
デメリット
一方で、認知度の高い大手企業に埋もれてしまうリスクがある点はデメリットです。多くの企業が同時に出展するため、ブース装飾やプレゼン内容などで明確な差別化を図らなければ、学生の印象に残りにくくなります。
また、学生が自由に回遊・退席できる形式が多く、1人ひとりとじっくり対話する時間を確保しにくい点も注意が必要です。
中・小規模イベント
中・小規模イベントは、数十人から100人前後の学生が参加する新卒採用イベントです。参加企業数は10社程度に絞られることが多く、業界や職種、学部・学科など一定の条件を設けて開催される点が特徴です。
マッチングイベントや座談会形式が中心となり、学生との距離が近いコミュニケーションを通じて、相互理解を深めやすい採用手法といえます。
メリット
中・小規模イベントのメリットは、明確な志望や目的を持つ学生と出会いやすい点です。自社の業界や職種に関心のある学生が集まりやすく、採用ターゲットとマッチした人材に接触できます。
また、参加企業数が少ないため学生一人ひとりと丁寧に話す時間を確保しやすく、企業の強みや雰囲気が印象に残りやすい点も大きな利点です。
デメリット
一方で、1回のイベントで接触できる学生数は限られるため、母集団形成のスピードは大規模イベントに劣ります。また、参加企業のターゲット層が近いケースが多く、他社との差別化が欠かせません。
加えて、学生と話せる時間があらかじめ決まっている場合が多いため、短時間で自社の魅力を伝えきる準備や工夫が求められます。
オンラインイベント
オンラインイベントは、Web会議ツールなどを活用して実施する新卒採用イベントです。新型コロナウイルスの影響を契機に普及し、現在では場所にとらわれない採用手法として定着しつつあります。
学生は自宅などから気軽に参加でき、企業側も移動や会場手配の負担を抑えながら、幅広い層との接点を持てる点が特徴です。
メリット
オンラインイベントの大きなメリットは、企業の立地に左右されず全国の学生と接点を持てる点です。地方企業が都市部の学生にアプローチできるほか、U・Iターン希望者との接触機会も広がります。
また、会場費や交通費などのコストを抑えやすく、採用リソースが限られている企業でも実施しやすい点も魅力です。時間や場所の制約が少ないため、学生の参加ハードルが低いこともメリットといえます。
デメリット
一方で、オンラインイベントは集中力が続きにくく、学生が途中で離脱しやすい点が課題です。そのため、説明時間を1時間以内に抑えるなど、内容を簡潔にまとめる工夫が求められます。
また、対面に比べて雑談や偶発的なコミュニケーションが生まれにくく、企業の雰囲気が伝わりにくい側面もあります。オンラインならではの交流設計やコンテンツづくりが不可欠です。
【20選】新卒採用イベント一覧|特徴を徹底比較!
数ある新卒採用イベントの中から、自社に合うものを選ぶのは簡単ではありません。そこで本章では、代表的な新卒採用イベント20選を取り上げ、それぞれの特徴や強みを紹介します。
1. ワンキャリアライブ
ワンキャリアが主催する「ワンキャリアライブ」は、日本最大級の規模を誇るオンライン合同企業説明会です。月間100万人が利用する就活サイト「ワンキャリア」のデータベースを基盤としており、特に旧帝大や早慶上智、MARCHといった上位校の学生からの認知度が非常に高いのが特徴です。そのため、ハイクラス層の学生をターゲットに母集団形成を行いたい企業にとっては、極めて効率的なチャネルとなります。
最大のメリットは、YouTubeを活用したライブ配信形式による「圧倒的な拡散力」です。オンライン開催であるため、地方学生や海外留学生を含む数千名から数万名規模の視聴者に一度にアプローチすることが可能です。また、コンテンツ自体も単なる会社説明会ではなく、著名なゲストを招いたり、パネルディスカッション形式を取り入れたりと、学生が視聴し続けたくなる番組構成が工夫されています。
さらに、配信された映像を「採用資産」として手元に残せる点も、多忙な人事担当者にとっては嬉しいポイントです。アーカイブ動画を採用サイトに掲載したり、スカウトメールに添付して使ったりと、イベント終了後も多岐にわたって二次利用が可能です。一度の登壇でクオリティの高いPR動画が手に入るため、「文章だけでは社風が伝わりにくい」「毎回同じ説明をする工数を削減したい」といった現場の悩みも解消してくれるでしょう。
2. マイナビ就職EXPO・セミナー
マイナビ就職EXPOは、就職情報サービス大手のマイナビが主催する、日本最大級の合同説明会です。東京・大阪・名古屋・福岡など全国主要都市で開催され、大手企業から中小・ベンチャーまで幅広く参加します。
就活解禁期には1日300社以上が集まることもあり、加えてES添削や身だしなみ講座など、就活に直結する無料セミナーが充実している点も特徴です(※1)。
(※1)参考:マイナビ「3月1日・2日 就職EXPO 大阪会場」
3. キャリタス就活フォーラム
キャリタス就活フォーラムは、就職支援サービスを展開するキャリタス就活が主催する、業界最大級の合同企業説明会です。年間約20万人の学生が参加し、就活準備期から選考期まで、企業の採用スケジュールに合わせて全国主要都市で開催されています。
「理系」「土木・建築系」など対象者を限定したイベントや業界別企画も多く、採用ターゲットに合った学生と出会いやすい点が特徴です。また、複数のブースタイプを用意するなど、対面ならではの訴求力を高める仕組みも整っています(※2)。
(※2)参考:HR PLUS「キャリタス就活フォーラム」
4. みん就イベント
みん就イベントは、就活生向け口コミサイトのみん就(みんなの就職活動日記)が主催する合同企業説明会の総称です。「みん就フォーラム」や「IT Job Festa」など複数の企画があり、業界・企業研究から人事担当者との対話まで幅広い機会を提供します。
早期から開催され、会場型・オンライン型の両方に対応しているため、大学1〜3年生を中心とした就活準備層との接点を持ちやすい点が特徴です(※3)。
(※3)参考:みん就「みん就フォーラム in 東京【2月18日(水)開催】」
5. 就職博
就職博は、学情が主催する対面形式の合同企業説明会です。1984年の初開催以来、大手企業から地域密着型の中堅・中小、ベンチャーまで幅広い企業が参加し、採用担当者が学生と直接対話できる場として高い評価を得ています。
東京・名古屋・大阪・福岡など主要都市で開催され、年間延べ20万人以上が来場するため、強力な母集団形成が可能です。
また、就職情報サイトのあさがくナビと連動した集客や、業界別特集・就活セミナーの併設により、就職意欲の高い学生と効率的に出会える点も特徴です(※4)。
(※4)参考:学情「採用担当向け」
6. リクナビ合同企業説明会
リクナビ合同企業説明会は、リクルートが運営する新卒向け就職サイト「リクナビ」掲載企業が集まる合同説明会です。大規模な母集団形成から特定の分野に絞った採用まで対応できる大規模イベントです。
就活準備セミナーなど集客力の高い企画に加え、来場学生をアプリで出席登録でき、イベント後のフォローやデータ管理がしやすい点も特徴です。初出展企業向けのサポート体制も整っています(※5)。
(※5)参考:リクナビ「イベント(合同企業説明会)」
7. しゃべる就活
しゃべる就活は、しゃべる就活が提供する、対話を重視したコミュニケーション型の新卒採用イベントです。学歴や知名度に依存せず、企業と学生が「しゃべる」ことで相互理解を深められる点が最大の特徴です。
一方的な説明に終始せず、双方向のやりとりを通じて学生の個性や志向、企業のリアルな雰囲気を把握できます。
イベント形態は、大型開催から少人数でのワークショップ、業界・職種限定の小規模企画まで多彩です。トークセッションやワークを取り入れることで、学生のコミュニケーション力や意欲を見極めやすく、イベント後は参加者情報を活用した個別フォローや選考誘導も可能です。
知名度や規模ではなく「人」で勝負し、質の高いマッチングを目指す企業に適した採用イベントといえます(※6)。
(※6)参考:しゃべる就活「しゃべる就活オフィシャルサイト」
8. アスリートプランニング
アスリートプランニング(通称アスプラ)は、体育会系学生を主な対象とした新卒採用支援サービスを提供するアスリートプランニングです。部活動を通じて培われた目標達成力や主体性、リーダーシップといったポテンシャルに着目した採用を支援しています。
大規模な合同説明会から少人数のマッチングイベントまで、多様な形式のイベントを年間を通じて開催しており、東京六大学限定企画や難関大学の学生が集まるフォーラムなど実績も豊富です。
上位校かつ体育会系の学生と直接対話できる点に加え、大学キャリアセンターや部活動との強固なネットワークを活かし、継続的な採用パイプを築きたい企業に適したサービスといえます(※7)。
(※7)参考:ASPLA「心が燃える未来をともに」
9. メディア総研
メディア総研は、全国でも珍しい高専生のみを対象とした新卒採用イベントを展開しています。2009年から毎年開催されており、「北海道」「東北」「関東」など全国7エリアに加え、土木・建築系学科に特化したセミナーも実施しています。
高専生採用を希望する企業のみが参加するため、専門性の高い学生と効率的に出会える点が特徴です。
また、全国の高専へ配布される公式ガイドブックにより企業認知を高めやすいほか、オンライン形式のセミナーも開催され、エリアを問わず全国の高専生と接点を持てる点も強みといえます(※8)。
(※8)参考:メディア総研「高専生のための仕事研究セミナー」
10. Meets Company(ミーツカンパニー)
Meets Company(ミーツカンパニー)は、DYMが運営する、座談会形式の新卒向け合同企業説明会です。1回あたり2〜8社程度の企業が参加し、社長や人事責任者と同じテーブルで直接対話できる点が大きな特徴です(※9)。
少人数制のため質問や意見交換がしやすく、業界理解や企業理解を深めやすい環境が整っています。企業側も学生一人ひとりを評価しやすく、特別フローで選考が進むケースや即日内定につながることもあります。
イベント後には就活アドバイザーとの面談サポートもあり、スピード感のある就職活動を実現したい企業・学生双方に適したイベントです(※10)。
(※9)参考:Meets Company「Meets Companyとは?」
(※10)参考:Meets Company「合同説明会とは?」
11. スポナビ
スポナビは、体育会・スポーツ系学生に特化した就職支援サービスを展開するスポナビが主催する新卒採用イベントです。
就活準備期向けの「キャリアセミナー」や、体育会学生限定の合同就職セミナーを全国各地で開催しており、対面・オンラインの両形式に対応しています。
参加企業は体育会学生の強みを評価する企業に限定されているため、学生の志向と企業ニーズが合致しやすい点が特徴です。
体育会出身の人事担当者と直接対話できる機会も多く、特別選考やインターンにつながるケースもあり、限られた時間で効率的に採用活動を進めたい企業に適したイベントといえます(※11)。
(※11)参考:スポナビ「スポナビ2027」
12. アクセス就活フェア・FORCUS
アクセス就活FORCUS(フォーカス)は、アクセス就活FORCUSが提供する、ターゲットマッチング型の新卒採用イベントです。業界や職種など毎回テーマを設定し、対面形式で開催される点が特徴で、参加企業数を10社に限定することで高密度なコミュニケーションを実現しています。
学生一人ひとりとじっくり対話できるため、志向や適性を深く理解しやすく、採用ターゲットが明確な企業にとって効率的にマッチングを図れるイベントといえます(※12)。
(※12)参考:アクセスネクステージ「アクセス就活フェア」
13. Sciseed(サイシード)
Sciseed(サイシード)は、理系学生や上位校学生の採用に特化した新卒採用イベントを展開するSciseedです。
大学や研究室と連携し、業界研究やインターン、合同説明会、座談会などを主にオンラインで実施しているため、BtoB企業や中小企業でも専門性の高い学生と接点を持ちやすい点が特徴です。
参加学生は国公立理系や旧帝大、東京科学大学、早慶など上位校が中心で、機電情分野や研究室単位でのアプローチにも強みがあります。イベント後は学生情報の提供やDM、動画配信による継続的なフォローが可能で、独自学生基盤を活かした質の高い母集団形成と企業認知の向上を同時に図れます(※13)。
(※13)参考:Sciseed「理系学生に効果的な認知向上母集団形成 施策をご提案」
14. デアイバ(DEiBA)
デアイバ(DEiBA)は、デアイバ(DEiBA)が提供するスカウト型の新卒採用イベントです。参加学生によるグループディスカッションを通じてプレ選考を行い、企業は約60〜100名の中から自社にマッチする学生を見極めたうえで、少人数の「対話会」に招待します。
対話会では、企業の強みやビジョン、働き方を深く伝えられ、その場で次回選考の予約まで進められる点が特徴です。合同説明会では出会いにくい学生へ直接アプローチでき、早期に質の高い母集団を形成したい企業に適しています(※14)。
(※14)参考:PR TIMES「【東京・大阪 開催】27卒向け就活イベント『デアイバ』~リアルな声をお届け~」
15. Happy就活LAB
Happy就活LABは、人材ビジネスで10年以上の実績を持つH4が提供する、新卒学生向けのマッチング型就活支援サービスです。専任アドバイザーが個別面談を通じて学生の強みや志向を整理し、最適な企業との出会いを設計しています。
毎月開催されるイベントでは企業人事と直接対話でき、その場でオファーや選考優遇につながるケースもあります。ES添削や面接対策などの支援も充実しており、スピード感を重視して採用候補者と接点を持ちたい企業に適したイベントです(※15)。
(※15)参考:Happy就活LAB「学生さんの就活支援サービス」
16. シンアド就活
シンアド就活は、イングリウッドが運営する、広告・PR・デジタル・IT業界に特化した新卒向け就活支援サービスです。2027年卒をはじめとする成長意欲の高い学生を対象に、業界特化の求人情報提供や企業とのマッチング、個別面談、就活イベントなどを通じて採用を支援します。
15年以上の運営実績と多数の提携企業を背景に、成長フェーズにある企業と志向性の高い学生を効率的につなげられる点が特徴で、専門領域での即戦力候補と出会いたい企業に適したサービスといえます(※16)。
(※16)参考:シンアド就活「シンアド就活とは」
17. ジョーカツ
ジョーカツは、地方学生の上京就職を支援する新卒向け就活サービスで、ナイモノが運営しています。
「東京で自分の力を試したい」という意欲を持ちながら、費用や情報面で一歩を踏み出せない学生を対象に、交通費補助や就活用シェアハウスの提供、オンライン就活支援などを組み合わせた支援を行っています(※17)。
首都圏の成長企業・優良企業700社以上が参加しており、採用担当者と直接会える点も特徴です。地方学生に特化した設計により、意欲の高い人材と効率的に出会いたい企業にとっても有力な採用チャネルといえます(※18)。
(※17)参考:ジョーカツ「ジョーカツとは」
(※18)参考:ジョーカツ「ジョーカツイベント」
18. CAREER MEETUP(キャリアミートアップ)
CAREER MEETUP(キャリアミートアップ)は、建築・土木・機電系など理系分野に特化した採用イベントで、CAREER MEETUPが企画・運営しています。ターゲット学生を厳選して集客することで、効率的かつ質の高い母集団形成が可能です。
形式は少人数で開催される「セッション形式」と大人数で開催される「カンファレンス形式」の2種類があります。イベント前後のアンケートやデータ活用により、志望度の高い学生へ優先的にアプローチできます。
知名度に左右されず仕事内容ややりがいを重視する学生が集まり、中堅・中小企業でも戦略的な採用が実現しやすい点が特徴です(※19)。
(※19)参考:建築土木CAREER MEETUP「建築土木 CAREER MEETUP」
19. Future Finder LIVE
Future Finder LIVEは、Future Finderが提供する、ピンポイント採用を実現する新卒向け採用イベントです。事前に専門の分析シートを用いて求める人物像を設定することで、各学生を「カルチャーマッチ(定着の可能性)」と「ジョブマッチ(職種での活躍可能性)」の2軸で可視化でき、自社との適合度を効率的に判断できます。
イベントは分野別に小規模開催され、1回あたりの参加企業は最大5〜7社に限定。他社に埋もれにくく、学生一人ひとりに対して自社の魅力を丁寧に伝えやすい点が特徴です。
量より質を重視し、活躍人材を見極めたうえで確度の高い出会いを求める企業に適した採用イベントといえます(※20)。
(※20)参考:JAIC「FutureFinder LIVE」
20. ジョブトラ
ジョブトラは、ブティックスが主催する対面型マッチングイベントです。年間300回以上開催され、企業7社×学生30〜50名の小規模構成で、ビジネスゲームやグループワーク、座談会・個別面談を通じて学生の潜在能力を引き出します。
履歴書では見えにくいリーダーシップや課題解決力、チームワークを観察でき、その場で特別選考オファーも可能です。SNS集客により意欲の高い学生層へ届きやすく、ポテンシャル重視で早期内定を狙いたい企業に適したイベントです(※21)。
(※21)参考:ブティックス「人材採用支援事業」
新卒採用イベントへの出展を成功させる5つのポイント
新卒採用イベントは、出展するだけで成果が出るものではありません。事前準備や当日の運営、イベント後のフォローまで一貫した設計が重要です。本章では、採用成果につなげるために押さえておきたい5つのポイントを具体的に解説します。
採用したい人物像(ペルソナ)を明確にする
新卒採用イベントに出展する前に、自社が採用したい人物像を明確にすることが重要です。採用担当者だけで判断するのではなく、配属予定の現場部署とも連携し、任せたい業務内容や求めるスキル、人物特性を具体化しましょう。
ペルソナが定まることで、参加すべきイベントの種類も見えてきます。理系や体育会系など属性が明確な場合は、総合型より特化型イベントの方が効率的です。
目的や自社の現状に合った採用イベントを選ぶ
採用イベントは規模や形式によって得られる成果が大きく異なります。母集団形成を重視するのか、マッチ度の高い人材と出会いたいのかといった目的に加え、自社の知名度や採用体制も踏まえて選定することが重要です。
知名度が高い企業であれば大規模イベントが有効ですが、競争が激しい場合は中小規模やマッチング型を選ぶなど、状況に応じた判断が求められます。
事前準備(ブースの運営、プレゼン資料の用意)を入念に行う
採用イベントの成果は、事前準備の質によって左右されます。参加メンバーの役割分担やブース運営の動線、プレゼン資料の内容は早めに固めておきましょう。説明内容や想定質問への回答、トークスクリプトを用意しておくことで、当日の対応が安定します。
対面イベントの場合は、会場手配やスケジュール設計も含め、余裕を持った準備が欠かせません。
イベント後のアフターフォロー体制を充実させる
採用イベントは参加して終わりではなく、その後のフォローが成果を左右します。イベント当日に連絡先を登録してもらい、説明会や面談の日程をその場で調整することで、離脱を防ぎやすくなります。
また、当日中のお礼連絡や翌日の個別フォローなど、スピード感のある対応が重要です。選考につなげる導線を事前に設計しておきましょう。
費用対効果を振り返り、改善する
採用イベント出展後は、費用対効果を必ず振り返ることが重要です。参加学生数や選考移行率、内定承諾数などを指標に、成果を定量的に評価しましょう。
うまくいった点と課題を整理することで、次回のイベント選定や運営改善につながります。単発で終わらせず、継続的に改善を重ねることで、採用イベントの効果を最大化できます。
おわりに
本記事では、新卒採用イベントの基礎知識から、プロが厳選したおすすめのイベント20選、そして出展を成功させるための具体的なノウハウなどを網羅的に解説してきました。かつては大規模な合同説明会が主流でしたが、現在では理系特化型や体育会系限定、さらにはユニークな選考会形式など、イベントの形態は驚くほど多様化しています。選択肢が増えたからこそ、自社の採用課題やターゲットに合わせて最適な「出会いの場」を選び抜くことが、採用成功への第一歩となります。
しかし、どんなに優れたイベントに出展したとしても、それだけで優秀な学生が自動的に集まってくるわけではありません。記事でも触れたように、明確なペルソナ設定に基づいたブース運営やイベント終了後のアフターフォローといった、泥臭い努力の積み重ねこそが、最終的な内定承諾率を左右します。売り手市場が続く中で、学生は企業の「本気度」や「熱量」を敏感に感じ取っています。ただ漫然と参加するのではなく、1つ1つの出会いを大切にし、戦略的に関係を構築していく姿勢が求められています。
まずは、今回ご紹介した20種類のイベントの中から、自社のカルチャーや求める人物像に合いそうなものをいくつかピックアップし、実際に資料請求や問い合わせを行ってみることから始めてみましょう。

